昼下がりの飛行 | アマヤドリ

昼下がりの飛行

小さな羽は日に透けて
大きな森を
ゆらゆらと潜り抜ける

光の粉を
音もなく撒いているみたい

ほんの微かな羽音を
私は覚えている
その瞬間私も
緑と光の森のなかにいた

葉は影を重たくおとし
まるで何も知らないみたいに
空を散歩する

あぁ、
こんなに
太陽はみんなに注いでいるのだ

当たり前なことに
目を細める