【7日間ブックカバーチャレンジ3日目】 | "Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

"Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

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[7dayBookcoverChallenge Day3]
【7日間ブックカバーチャレンジ3日目】

 

読書文化の普及に貢献する為、好きな本を投稿する(表紙の画像だけ)7日間チャレンジというバトンをお友達から頂きました。

 

日本ではある外国製品を取り扱うお店でバイトしていたことがあります。

そこではお菓子も売っていて今まで見たことも聞いたこともないチョコレートが所狭しと売られていました。

Mars Bar, はもとよりLindt, M&M, Cote d'or, Droste, Hawaiian Host,等々。

当時国産の板チョコよりもお値段が3倍から5倍くらいしていたので食べたことのないチョコレートを箱の柄だけで買うのはとってもリスキーでした。

それでも挑戦したい商品もあったりしてバイト仲間とあれやこれやと言いながら1枚を選ぶのも楽しかった思い出のひとつです。
2日目の『砂糖の世界史』の中にもチョコレートの事が10 ページ程割かれています。

今回は単独でチョコレートの歴史が書かれています。

原産地の中米ではその昔は飲み物であり薬品であり貨幣であり、砂糖と共にヨーロッパへ三角貿易(奴隷貿易)での商品取引でスペイン人により輸出されヨーロッパに入ってきたカカオがチョコレートとして宗教的論争まで巻き起こし当時の人々を魅了します。

映画の『Chocolat』をご覧になった方は想像つきやすいかもしれませんね。

著者はイギリスで調査し執筆したのでイギリスのチョコレートの歴史が詳細に書かれているのもより身近に感じることができました。

ロンドンには小さいながらもコレクションもしっかりしたChocolate Museumがあるのでもしご興味があれば訪ねてみてはいかがでしょうか。
https://www.thechocolatemuseum.co.uk/about2

 

題名:チョコレートの世界史
著者:武田 尚子
出版社:中公新書