3日目。
昨日とおんなじ。


体が重い、気力もない、ふくらはぎが痛いー!
しかも最近胃が荒れているせいか、息がちょっとにおうんだよね。お恥ずかしながら^^;
体調を確認したくて、鏡に向かい自分の舌を見る。


これは『舌診(ぜっしん)』といって、中医学独特の診断方法のひとつ。
舌の色や形、舌苔(ぜったい)の付き方などで体調を判断するのだ。


でもなぜ舌なのか。
それは全身の中で、一番筋肉が使われている場所だから。


しゃべったり、食べたり、飲んだり。
わたしだけじゃなくて、みんな毎日同じように、舌をたくさん使ってる。
たくさん使っているということは、栄養を運ぶ血管もそこにたくさん集まっているということ。


血管が豊富なら、血液も豊富。
つまり血流の状態を把握するのに、舌はもっとも適した部位だといえるのだ。


しかも舌には、五味(酸・甘・辛・苦・鹹)の味覚を感じ取れるほど敏感な神経があって、体の微妙な変化が現れやすいのも理由のひとつ。


中医学では、「すべての病気はみな舌にみられる」というほど、この舌診をとても重要視している。


ちなみに、この日の朝のわたしの舌は。。。

 ◆色:紅色
 ◆形:薄く、むくみなし
 ◆苔:左側に一部はがれあり



この中で気になったのは、舌苔の状態。


苔が部分的にはがれるのは、剥落苔(はくらいたい)といって、脾胃(消化器官)の衰えを表わしている。
昨日から胃に違和感を感じるのは、少し炎症を起こしているからなのかも知れないなぁ。


このころはまだ、授業で舌診をきちんと教わっていなかったし、正しい判断をするだけの経験がわたしには足りなかったけど、半年くらい前からほぼ毎日、自分の舌を観察していたので、いつもの自分との比較くらいはできているんじゃないかと思う。


なるべく胃に負担がないものを食べながら一日を過ごすことにする。




仕事中もヒマさえあれば、トイレの鏡で舌をチェック。
朝とは違って、赤紫色ですごく血流が悪くなっているのがわかる。
舌もむくんできて(舌ってむくむの!知ってた?)、舌のふちに歯のあとがギザギザくっきりついている。
舌苔は白くて、厚みが増している。


かんたんにいうと、まだ半日しか働いてないのに体が疲れているというか、まいっている。
明らかに不調。。。
気のせいか、漢方を飲んだあとにダル重さが増す気がするんだよなぁ。




夕方家に帰ると、ちょうど先生から電話があった。
うれしい!なんというグッドタイミング。


この電話、たまたまかけてくれたものではなく、ちゃんと経過観察のためのアフターケアの連絡であった。
こういうきめ細やかさ。やっぱり先生にお願いしてよかった。


で、なつめ、ここぞとばかりに、昨日から今日にかけての体調の不安などを長々と訴えた。
先生はわたしの興奮が収まるまで、じっくりやさしく聞いてくれ、時々いたわるようにあいずちをうってくれた。


そして、話すことで8割がた安心したわたしに
「漢方がはじめての方には、時々あることなので大丈夫。これから少しずつ体が慣れていけば、今困っている症状も落ち着いてくるはずだから、あんまり心配しないで」
とアドバイスもくださった。


そうかー。
そんな気もしてたんだけど、あらためてそう言ってもらえると、やっぱり安心するなあ。と、さらに1割増しの9割の安心を得たわたしは、ホッとして電話を切った。


小さく積もっていたストレスが解消したことで、失っていた気力が少し戻った気がした。



つづく



ながいー!長いね(笑)
だらだら続いていきますが、おつきあい頂けたらうれしいです(///∇//)


いつもありがとうございます。
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村