先日、パウンドケーキを焼いた。
にんじんまるまる1本をすりおろして、ナッツをざくざくと包丁できざみ、きび糖でほんのり甘みをつけた、シナモン香るスパイシーなケーキだ。
これは、わたしの大好きなお料理研究家、枝元なほみさんのレシピ。
エダモン(愛称です)は、すごいなあ。
ご本人のありようと同じように、レシピにもおおらかな余裕がある。
わたしはお菓子作りの繊細な手順が苦手で、わりと大ざっぱに材料を準備してしまうのだけれど、エダモンのこのレシピでは、まだ失敗したことがない。
今回なんて、オーブンに入れたら完全に放りっぱなしで、途中のナイフを入れるところを忘れて、ブサイクにふくれたり、焼き過ぎてあやうくこげそうになったけど、でき上がりはやっぱりおいしかった。
あんまりにもじょうずにできたので、翌日、職場のともだちにもムリやりあげたくらいだ。
でも、とてもよろこんでもらえた。
ヘタな手書きのカードもていねいに読んでくれたし、「今度レシピ教えて!」なんていってもらえた。
前日、ちょっとカッコつけて、ロゴ入りのカードとかをつけてしまおうかなんて思ったけど、やらないでよかった。素朴な手作りをよろこんでもらえたのだから。
次にレシピを渡すとき、もう一度焼いて持っていこうかな。
さらに愛着のわいたパウンドケーキのレシピと、タイトルにある薬膳的効能は、長くなったのでまた次回。
いつもありがとうございます。

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