4月の中旬、朝起きたらのどにいや~な感じの違和感が。
「 う…、風邪かも 」


中医学では、風邪のことを「ふうじゃ」と呼び、大きく2つのタイプに分けられます。


ひとつは熱タイプ
 ・のどの痛みからはじまる風邪
 ・高い熱がでたり
 ・黄色っぽい鼻水や痰などが特徴



もう一つは冷えタイプ
 ・寒気がする
 ・からだのふしぶしが痛い
 ・熱っぽいのに、汗をかいていない
 ・体がだるい


今回のわたしは、前者の熱タイプ。
のどの痛みのほかに、黄色っぽい鼻水も出てる。
この場合、できるだけ体の中の余分な熱を冷ますものを食べるのがポイントとなります。

(冷えタイプの方には、逆効果になりますのでお気をつけくださいませ~)



いつも風邪をこじらせがちな私は、また長引くといやだなぁと心配になりつつも
「 お♪ これは薬膳を試せるチャンスでは? 」
なんて思ったりして(笑)


とりあえずその日は仕事があったので、養生は帰ってからにする事にしたんだけど、その、のんきな考えがもう間違いだった。

午前中に違和感はハッキリとした痛みに変わり、午後には声までかすれてきた。
熱っぽさもさらにひどくなり、体にこもった熱でボーっとしてくる。


これはいかん!と、売店でミント系の飴を買ってきてなめ、緑茶を飲む。
ミントは体の熱を取り去りのどの痛みを鎮めてくれて、
緑茶は体を冷やすチカラがあるのだ。


ホントは生のミントティや菊花茶がよかったんだけど、さすがに売店には売ってないからね^^;
でも、こうやって他の身近なもので対応できるのは、薬膳の良~いトコロ♪


そのおかげか、ほんの少しだけどのどが楽になったみたい。
声のかすれもだいぶ落ち着いてきてひと安心。



で、無事に仕事を終えて帰宅の途につく。

途中でスーパーにも寄って、ミントティを購入。
これを飲んで、早く熱を追い出すのだ!



( ※わたしと同じ症状でミントティを買う場合、100%ミントのハーブティを買ってくださいね。時々、紅茶にミントのフレーバーがついているものも見かけますが、別物です。 紅茶はあたためる性質のお茶なので、そこに風味づけ程度のミントが入っていても、冷やす効果は期待できません )


夕飯は春雨(緑豆)入りのスープでさらに熱を撃退。
でもあんまり冷やしすぎるとお腹を下してしまうので、あたためる効果のある生姜もスープにすり入れて、熱冷のバランスをとってあげる。


あとはもう早めに就寝。


夜9:00~3:00のゴールデンタイムにしっかり寝ることで、成長ホルモンが分泌され、回復がだんぜん早くなる。
いつまでも起きていてもつらいだけなので、ここはきちんと休みましょう。



で、ぐっすり寝た翌日は、すっきり爽快☆
風邪が抜けていったのが、自分でもよく分かった。

日中、ちょっとしゃべりすぎたかな~と言う時は、さすがに少し痛みを感じたりしたけど、夕方頃にはすっかり良くなりました。


今回学んだのは、養生はなるべく早めに!ということ。

まだ平気だからと後回しにすると、その分風邪が体の奥深くまで侵入して、追い払うのが大変になるんですねー。

あたりまえなんだけど、今回しみじみ実感。(←痛い目見ないと分からないタイプ)

みなさんは、「あれ?」と思ったら放っておかずに、ぜひすぐに対処してくださいね^^


いつもありがとうございます。

 


今調べたら、このタイプの風邪は春に引きやすいらしい^^;