今日は、歌舞伎座すいていた。 50%ぐらいの入りか? 華やかさに欠けますね。 とは言っても、新橋演舞場、浅草公会堂、国立劇場とみんな歌舞伎やっているので、観客も各劇場に分散、役者が揃わないとか、まあいろんな事情もあるんでしょうが。

 

一、鶴亀

 

福助の女帝が登場、頑張っていた。 亀は松緑、従者は左近、鶴は幸四郎、その従者は染五郎で親子同士の優雅な踊り、新春のおめでたい踊り。 20分。

 

二、寿曽我対面

 

15分の休憩の後、梅玉の工藤祐経が登場し、吉例の寿曽我対面が始まった。 扇雀の十郎、芝翫の五郎、彌十郎の小林朝比奈、など。 梅玉は声が小さい、聞こえない、芝翫も大声を出す時のセリフが聞き取れない。 何とかならんのか。 最後は、名刀ともきり丸が見つかり、狩場の切手を兄弟は与えられ、父の敵討を許され、一番偉い役者、ここでは梅玉をはじめみんなで見得をきる。 決まった。 高砂屋! 成駒屋! 今年もよろしくね。 47分。

 

三、息子

 

35分休憩の後。白鸚、幸四郎、染五郎の親子三代の共演による息子。 ちょっとわかりずらかったが、親子の偶然の対面、最初は互いにそれと気づかない。 私的にはどうしてすぐに気がつかないのだろうか、あるいは気づいていてもそうとは言い出さないのだろうかと不思議に思う。 しかし、白鸚は圧倒的な存在感があり素晴らしかった。 32分。

 

 



四、京鹿子娘道成寺

 

20分の休憩の後。壱太郎の白拍子花子が、一人で、50分間、踊る、着替える、踊る、着替える、躍る、着替える、観客席に手拭い投げる、鐘に乗る見得を切るの大活躍であった。いやー長かった、まさに壱太郎の一人舞台、ご苦労様でした。 場面転換、衣装替えの間の長唄のお囃子これも長かった。 とにかく長かった。 全部終わって7時40分。