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この1週間、天気と私の休みを毎日見合い、お天気アプリを更に2つインストールして見ても、合わない。数日前に梅雨入りまでしてしまった。
もうっ!天気に合わせるしかない!!
有給を使うしかないじゃない!
ホワイ?
なぜそこまでして今登りたいのか?
そして、なぜ国見岳なのか?
アンサー
オオヤマレンゲ❁を見たいから!です。
発端は、先日私の憧れのtakoさんがブログにオオヤマレンゲを載せており、私といえば毎年6月前半にミヤマキリシマをせっせと見に行き、オオヤマレンゲの事をすっかり忘れており後になって、今年も観れなかった後悔だけがやってきておりました。
また、先月登った国見岳がすっかりお気に入りになり、しかもオオヤマレンゲが咲く山である事を知り、これはもう行くしかないのです!
↓前回はアップダウンのはげしく距離の長い峰越登山口から登りました。アップダウンが半端ない。
でも登山口までは🚙椎葉から入れば運転はあまり激しくない。
↑最初の登りを除けばあとは楽チンな平家山登山口。
ただ、運転が🚙平家山登山口までがヤバいらしい。
一抹の不安を抱えつつ山歩き楽チンコースを選択(実際は全然楽チンではありませんでした)、二本杉峠から五家荘に入り平家山登山口へ。
🚙445号から京丈山登山口へ入る道から駐車場までが超酷道。山登りより大変でした
車を停めたら異様な感じ。前調べで知ってはいましたが異彩を放つ花がわんさか咲いています。
ガーデニングかよ!
その花の名はジギタリス。
ジギタリスって心臓の薬では?
後で調べたら、元々は西洋のガーデニングでよく植えられるみたいです。生命力が強いらしいとも高温多湿に弱く日本では不向きな花とも鑑賞用のこの花は最近野生化しているとも。
ますます謎だわ。
では行ってきます!
駐車スペースの先で終わる道路の横に登山口はあります。熊本県警はYAMAPを推奨していました。
数年前国見岳で遭難(1週間後位に無事発見)があってましたね。
今回はYAMAPでの登山計画を作っていなかったので、ここでQRコードから登山届けを急遽出す事にしましたが、通信できず
しばらく沢沿いをこんな苔むす場所を歩いて行きます。
気持ちいいね〜。
さて、苔むすいい感じの道から沢に降り、
渡渉が2個所ありました。
杉林を抜けると、前調べでもよく見たハゲ(ごめんなさい)斜面です。
こんな感じをずっと登ると思いきや、ハゲ斜面は高度を上げると
周りの木より自分の位置が高くなり
吹きっさらしで怖さも感じます。
ここでは10年位前に火事があったらしく、炭化した枝や熱で曲がった何かなど、
まだその時の名残が残っていました。
やっとの事でハゲ斜面を登り終え、自然林の中に入ると京丈山との分岐に到着。
京丈山まではアップダウンのあるルートのようです。
今度行ってみたい。
分岐からすぐの場所が今日の最初の頂上です。
着いた〜!
ここまでキツかった
前調べでは、頂上は眺望なしとの声がほとんどでしたが、眺望はさっきのハゲ斜面でしっかり堪能したのでワタシ的にはまったくない問題なし。
多少アップダウンはあるものの、気持ちいい山歩き。
あっという間に到着。
バイケイソウの花がたくさん咲いていました。
山頂とはいったものの
登ったよー!
という感じはせず、
歩いていたら着いちゃった♪
みたいな気持ちです(笑)
先ほどから度々目にする標記には「安全第一」の文字。学生の頃にアルバイトをした工場を思い出します(笑)
「今日もゼロ災でー!」
森が気持ちよくて素敵なルート。
しかし気持ちよすぎて、また、あまり変化がなくて眠たくなってきました。
ボンヤリし始めた頃、
「あっ!」
危ない危ない。
うっかり通過するとこでした。
今日の目的のオオヤマレンゲです。
こんなに早くお目にかかるとはラッキー
ありがとう、頭がスッキリです!
先はまだまだ長く、
それでも気持ちいい森をテクテク歩きます。
崖で近寄れないけどまたまた見つけました。
テンション上がります。
シャクナゲの森がでてきました。
いよいよ国見岳です。
やっと目の前。
ガレガレを登ると、
頂上だー!
こっちのルートも長かったよ〜
先月はなかった物が階段にあります。
献金します。
何やら御朱印のようなモノをいただきました。
再建される事を願っています。
今日はオオヤマレンゲを愛でる事と、もう一つミッションがあるのでゆっくりはできません。
山頂をぐるっと一周したら即下山開始。
おっと!
登りでは全く気づかなかったのですが、山頂下の石南花の林を抜けた所にオオヤマレンゲの木があるじゃないですか!
しかも何本も。
美しい✨
ルートの途中からミッションのため、バイケイソウの斜面を下ります。
とにかく急斜面。ここを登り返すのかぁ、とちょっとため息。
おや?
え?
ジブリ作品に出ていたような方がいらっしゃった。
可愛い❤
もう一つのミッションは、
川辺川の源流点で水を汲む
という事。
この斜面にもオオヤマレンゲが咲いていました。
しかも何本も。
もう大満足。
そして源流へ。
この側のオオヤマレンゲの木がひときわ大きく、
川辺川が日本一の清流である一つの要因なんだろうなぁ
と勝手に思いました。
川辺川の事が好きな父に、父の日の贈り物でこの源流の水をあげたかったのです。
先に私が頂きます!
冷たくて美味しかった。
顔まですすいでしまった(すみません!)
帰りはピストン。
ハゲ斜面の下りは泣きました。
お疲れ山でした。