お訪ねいただきましてありがとうございます

12/4(金)に年内最後の横浜古事記勉強会を
末木幸美さんと開催させていただきました。
氣がつけば、おかげ様で第17回を迎えていました

当初は13回シリーズの予定でしたが、
小野先生の熱のこもった講義の進捗状況により徐々に延長されていき

あと数回このまま古事記を学ばせていただくことになりそうです。
講師は小野善一郎先生。
湯島天満宮権禰宜。
國學院大學兼任講師。博士(神道学)
伊勢神道研究の第一人者です。
そのうちのお一人の方は、なんとすでに大祓詞を暗記していらっしゃいました

子供の頃から耳にしていて、いつの間にか憶えてしまっていたとか

三つ子の魂百まで、とはこの事ですねーー、素晴らしい

わたしの年齢から覚えようとすると、どれだけ大変か


身をもって体感しております




この勉強会でテキストとして使用している小野先生の著書、
『日本を元気にする古事記の「こころ」』の最終章に入る前に、
前回から当初は予定に無かったプリント(24頁)を追加して、
大国主神の国造りに関するお話に入っています。
次回もプリントの続きから始めます。
小野先生の強い希望でこのプリントを追加したい、とお話しされていただけに、
いやーーー、内容がとってもおもしろいです

誰もが知っている、稲羽の素兎(しろうさぎ)のお話から始まり、
大国主神がまだ大穴牟遅神(おおあなむじのかみ)という名前だった頃、
八十神(やそがみ)と呼ばれる大勢の兄弟たちから今でいうイジメに合い、
何度も死んでは母神や女神たちによって復活し、
そのことでまた兄弟の反感や怒り(異心)を増幅させてしまい、
ついに根の堅州国(ねのかたすくに)の須佐之男命(すさのおのみこと)
を訪ねていくのですが、、、
ここでも須佐之男命による想像を絶するお試し、修行が待っていて

その度に、妻の須勢理毗売命(すせりびめ)の助言により乗り切り、国造りを果たします。
ちなみに、須勢理毗売命は須佐之男命の娘で、互いに一目惚れして結婚

その後、稲羽の八神比売(やかみひめ)とも結婚

さらに越国(こしのくに)の沼河比売(ぬなかわひめ)にも求婚

英雄、色を好む

とは言いますけれど、
それにしても大らかです



その求婚の際の駆け引きも、現代のわたし達にも参考になるお話が、、、
男性の求愛をすぐに受け入れてはいけない、
一度めは無視して、
二度めに受け入れなさい。
というところが印象に残りました

求愛の歌がまた艶やかで、なんとも人間的で生き生きとしています

大国主神のモテモテぶりから、
どんな魅力的な人物だったのだろうか?
などといつしか想像を巡らし、
今回時間切れとなってしまったプリントの続きを、
次回またお聴きするのが待ち遠しいです



ランチ(直会)は、13名のご参加でした。
ジツはいつものように当日、中華飯店にランチの予約を入れたところ、
ちょうど一部屋しか空いておらず、しかも12名用のテーブルでした。
今までこんなことは無かったので、かなり焦りました

次回から前もって予約します

ランチの後半は、小野先生の発案で、
自己紹介タイムが前々回くらいから設けられました

勉強会に来ることになったきっかけや、
この一カ月間の出来事など

あらためてお聴きしていると、
毎回通ってくださっている方には、いろいろ変化が起きていました。
小野先生からは、日々異心を祓い続けることが何よりも大切

と教えていただいてますが、
参加されている方がそれぞれ取り組まれていることと、
この祓いに共通点があることに氣付き、
腑に落ちる瞬間を体感し始めています。
物事の本質は、突き詰めていくとすべて祓いと繋がっています。



今年の勉強会を無事に終えることが出来ましたことに、
心より感謝いたします。
初めての方が毎回いらして、少しずつご縁が繋がっていくことが嬉しいです。
2016年は、ますます本性(ほんせい)の自分と共にあることが大切な年となります。
なぜ今を選んで日本人として生まれてきたのかを知りたくなったら、
小野先生のお話を聴きにいらしてください。


お読みいただきまして、ありがとうございます
