いつもありがとうございます。
12年寄り添ってくれた飼い猫のミー(オス)が
昨日息を引き取りました。
ミーは元々野良ネコで、ミルクティー色の長毛。
我が家に来た時には、すでに立派な体格でした。
今でも家の前で、その後姿を
初めて見かけた時の事を憶えています。
えっっ、あれ何? ミニライオン?
なんかお尻がムックムクで可愛いーー
急いで後を追いかけて、後ろから呼び止めました。
すると、ゆっくり振り返って一瞬立ち止まり、
すぐに足早に立ち去っていきました。
この時、強く思いました。
あのネコ、ほしいーーー
私の一方的な一目ぼれ
ジツは、我が家にはすでに1匹やはり迷いネコが
住み始めていました。
偶然ですが、こちらも長毛で色はグレーのメス。
その直後にもう1匹
またまた長毛のトラ模様も見かけたので、
どうもこの3匹は兄弟ではないか?と思います。
一目惚れしたミルクティー色は、それ以来時々
家の前の路地で見かけるようになりました。
当時小5の娘も動物好きで、
この時期あまりにいろんなネコが
我が家の庭を行き来するので、
宿題で『けもの道』という作文を書いていたくらいです。
私と娘は、どうやったらミルクティー色を
家に呼び込むことができるか試行錯誤しました。
竹輪を縁側から少しずつ中に置いていき、
食べ終わるといつの間にか家の中にいるように、、、
こんなことを繰り返していくうちに、
だんだんと家の中にいる時間が長くなり
触らせてくれるように
最初から野良で大きくなったネコは、決して人に触らせない
と聞いたことがありますので、グレーとミーは以前
どこかで飼われていた可能性が高いと感じました。
残念ながらグレーはミーと入れ違いで、ほどなくして
いなくなってしまいました。
以前ブログにも書きましたが、
この頃小学校の推薦副委員長を引き受けてしまい、
学校役員を引き受けてくれる人が見つからず、
まったく先が見えない状況が2か月ほど続きました。
後半は完全に精神が壊れてしまっていて(笑)
そんな時、ミーのお腹の毛がふわふわして
気持ちよさそうなので癒されたい一心で顔をすりすり、、、
翌日から肌がとても荒れて大変でした
野良には、何かしらの病気を持っている子が多いですが、
ミーも口内炎が悪化して、5年前に一度死にかけました。
その時は、頭を押さえられて薬を飲ませられるのが
いやだったようで、数週間家に寄り付かず、
極限までやせ細った姿になってから戻ってきました。
もうあと数日で死にそうな状況でしたので、
最後に何かしてあげたいと思い、
本当は人間の薬だけど味がしょっぱいのがあったので
気がつかれないように食事に混ぜてみたら、、、
奇跡的に復活してまた元のムックムクに戻りました。
でもやはり口内炎は完治はしないようで、
その後も時々痛がる様子が可哀想でした。
この5年間は徐々に体重が減少し、
今回の獣医さんの診断では、予想外の肝不全と言われ、
全く気がついてあげられず、それがとても悔やまれます。
この一週間ほど、全く何も食べようとしなくなったミーに
私が話しかけてお願いしていたこと。
それは、最後まで家の中にいてほしい、という事でした。
ネコは、死期をさとると人の目に触れない所で死ぬと
言います。
ジツは5年前は縁の下に入ってしまい、
そこで死なれたらどうしよう、と心配でした。
今回その記憶が蘇り、繰り返しお願いしました。
死の3日くらい前までよろよろしながらも、半野良なので
外に出て行きたがり、このまま帰ってこなかったら?
と気が気ではありませんでした。
でも、帰ってきてくれました。
最後はもう立てないくらい体力がなくなり、
私のそばで寝ていました。
ペットは何でも聴いていてくれるんだなー
と、今までも感じる事がありましたが、
今回は特にそう実感しました。
本当は本能からしたら、姿を隠したかったところを、
飼い主の希望を優先して寄り添ってくれる。
そう、私はいつもミーに寄り添ってもらっていました。
8年前に、主人が倒れ急逝した日も、、、
昨年末に、義母がまたも急逝した日も、、、
そして毎日、ただ寝ているようでいて外の気配に何か
気が付くと、じっとその方向を見つめていました。
火葬したらもう触れられなくなる、、、
その前に、
今夜は私が寄り添っていてあげたいと思います。
ミーさん、今日まで寄り添ってくれて
心からありがとう
また逢いましょう
最後までお読みいただき、ありがとうございます
