なっちゃん脱走事件のあと、ぽつぽつ私が気になったことを質問すると、ええええええ!というようなことを夫が答えるので何度もびっくりする。
当日は話の概要でなっちゃんが逃げ出して4時間くらい追いかけて、とおりかかったおばさんが捕獲してくれて帰ってきた、ということだったんだけど。
私「なっちゃん、バス通りも走ってたみたいやけど、歩道を走ってたん?」
夫「いや、車道」
私「えええ、車道を走り続けたん? 怖いやん」
夫「いや、ひかれたらあかんし、犬が逃げていることをアピールせなと思って、俺もずっと車道を走っててん」
私「えええええ! なんにも持たず?」
夫「持たずって、まぁ、ハンコは持ってた」
ハンコ・・・・ ちょっと想像すると可笑しい。荷物を受け取ったときに逃げ出したから夫はハンコだけを持って草履のまま追いかけたのだ。車道を走る柴犬と追いかける草履のおじさん(ハンコ持参)・・・・
夫「途中で、ハンコでおびき寄せようとおもって、お菓子やで~と見せたけど騙されへんかったわ」
ハンコでおびき寄せようと試みるおじさん・・・・
私「でもさ、ちょうどおばさんが通りかかってくれはってよかったね。散歩中やったんかな」
夫「散歩とちゃうで、だっておばさん車に乗ってはってんから」
私「ええええ、車に乗ってはって、降りてきてくれはったん??」
夫「そうやで、車からなっちゃんと俺に気が付いて、逃げてることがわかって、車止めて降りてきてなっちゃんをつかまえてくはってん」
私「すごい・・・・」
夫「ほんま、助かったわ」
いやいや、普通、車から降りないよ。すごい強固なコミュニティをなっちゃん&夫が築いていたことに驚く。
普通、そこを強調して話すと思う。私なら。わざわざ車から降りてきてくれはってさぁとか、車道を走りつづけてんから!とか。報告の仕方が淡い。これは京都人と大阪人の違いか。性格の違いか。男女の違いか。
あらためてすごい4時間のチェイサー劇だったことがわかった。











