愚痴っぽい人、ひがみっぽい人。
前向きな人、明るい人。

あなたはどちらに惹かれますか?
当然、後者だと思います。

更に質問です。
なぜ子供の笑顔や若者の爽やかさに
元気をもらうのでしょう?

それは屈託や打算がなく前途に希望が
満ちあふれているから。

ルカ書でイエスは
「気質の良い人は、心にあるよいことを話します、
一方、邪悪な人は邪悪な心から邪悪なものを
取り出します。心に満ちあふれているものの
なかから人は語ります」

自分や友人はどんなことを関心事にして、
話題にしているでしょうか。

いつもおカネの話?ギャンブル?
恋愛でしょうか。家族の不満でしょうか。

いつも自分の話・自慢でしょうか。

人生経験が豊かになってくると
「この世は甘くない」「簡単に人を信じてはダメ」
と猜疑心が強くなっていきます。

能力と運次第で、世の中で成功するかしないか
わかってきます。

人生の先が見えてくるといわゆる
自分が「勝ち組」なのか「負け組」なのか
世間の尺度で考えるようになります。

いかに騙されないように生きるか。
どうすれば儲かるか、損しないか。
どうすればラクに稼げるか。

こうしたことを考え続けていると図らずも
気難しい・ズルい顔になっていきます。

リンカーンも
「40歳過ぎれば自分の顔に責任を持て」

若いうちは「親の遺伝」などと言い訳できますが
年齢とともに、この人がどういう価値観を持ち

どんな生き方をしてきたのかは、

自分は数分で判ります。

結局のところ、
「人は見かけによる」「人は見た目が9割」です。

「武骨だけど優しい」
もはやそれが許される時代ではありません。

男性はそれなりに稼ぎ、見た目もオシャレで
コミュニケーション能力があり、
そこそこオモロイことを言えないと
結婚できません。

とはいえ、決して美男美女でなくても、
明るいキャラクターで周囲を和ませ、癒しと
なる存在の人に魅了されるものです。

失礼ですが、世間的にみてブサイクな女子でも、
周囲を明るくする人柄で、素敵なご主人と
幸福な結婚生活をしている方が多いです。

一方、ひがみっぽくて愚痴っぽく、笑顔なく
理想だけは高い女子は残酷ですが結婚や出産は
キビシイ。淘汰されていきます・・・

男性も、ギャンブルやゲーム・二次元女子に
どっぷりハマっている人たちは
コミュニケーション能力が育たず、
DNAを残すことはできません。
最初からその気がなければお節介ですが・・・

結局、人間は日頃の関心事、発する言葉に
よって顔立ちができあがっていくようです。

緩和ケアホスピスを運営されている
医師がこんなことを書いていました。

終末期病床には2つのタイプの患者がいる。

自分の不運・不遇を呪い、過去に受けた

仕打ちを何度も反芻し周囲に毒を吐きながら
ひたすら痛みを訴えて死んでいく人。

一方、今日も生かされていることに感謝し、
痛みに耐えながらも看護師にいつも
「ありがとう」と言って亡くなっていく人。

医療者にも感情があります。
どちらをケアしたいでしょうか。

 

人生の価値は何をどれだけ得たか、

ではなくどれだけ与えたか、

で決まる、という言葉は真実です。

自分の言動をよく省みて、
友人がどんな性格・性質で今後とも
付き合う価値があるか、良い感化を
与えるか、常に自分も考えていきたいと
思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

 

自分の友人はどんなことをいつも

話していますか。