名称:不詳(無名?)

標高:730m(結構高い)

所属:林道

位置:北海道伊達市大滝区

 

たまたまiPadで『スーパー地形』を見ていたら、伊達市の大滝区に北海道の大分水嶺の一部にあたり、車で通行可能かもしれない無名峠があることに気づきました。

 

その場所はどこかといえば、国道453号線沿いの伊達市大滝区の北湯沢温泉町から北西に入る長流川支流カバユサンナイ川に沿った林道です。この林道が途中の730mの峠を越えると、尻別川の支流であるオロウェンシリベツ川の流域に入ります。

 

国土地理院2.5万分の1地形図『蟠溪』(平成19年)に加筆

ピンクの破線は大分水嶺

 

つまり、この無名峠D、ピンク矢印)は太平洋にそそぐ長流川水系と日本海にそそぐ尻別川水系との分水界をなしているということになります。ということは大分水嶺の一部にあたるということです。

 

ちなみに、旧大滝村である伊達市大滝区(伊達市飛地)は太平洋側の長流川水系と日本海側の尻別川水系にまたがっています。大まかにいうと尻別川の源流部は旧大滝村内にあります。

 

 

早速(6月1日)行ってみました。幸いにも林道にはゲートはなく、路肩一部崩落が一か所あっただけで以外に簡単に行くことができました。

 

北湯沢温泉街(A)から林道に沿う沙流川水系カバユサンナイ川の流れ(B

 

林道をのぼる(C

 

林道D付近から旧大滝村の徳舜瞥岳山麓が見渡せる

 

 

730m無名峠D、ピンク矢印)に到着 ここが太平洋と日本海の大分水界

スマホの地図で確認

右:太平洋斜面 左:日本海斜面 曇りだが展望はよくない

 

 

日本海斜面を下る(F付近)

 

しばらくするとオロウェンシリベツ川を渡る橋があった(G

尻別川支流オロウェンシリベツ川の流れ、日本海に向かう

 

730m無名峠に戻る 今度は右:日本海、左:太平洋