私は雑誌「旅人類」に士幌線廃線のコンクリートアーチ橋群話書くことになり、士幌線とコンクリートアーチ橋についていろいろと調べてみました。
その過程で、一番有名なタウシュベツ川橋梁のある士幌線旧線が載っている地図は、昭和24年発行の20万分の1地勢図「北見」以外にないことがわかりました。
そこで、昭和52年発行の5万分の1地形図に旧線を載せたもの自作してみました。
20万分の1地勢図 北見(昭和24年)より
5万分の1地形図 糠平(昭和52年)に加筆
この水没した旧線部の最大の目玉はタウシュベツ川橋梁です。
タウシュベツ川橋梁北の旧線跡(2017年9月)
2016年9月
2016年9月
2017年9月
2017年10月 水没寸前
冬のタウシュベツ川橋梁(並河正子さん提供)
実は、糠平ダム手前にも、旧線の橋梁が残っています。
線路移設に原因となった糠平ダム
ダムの下、左岸に見られる線路跡と石垣と道床
第二音更川陸橋
第四音更川橋梁(中央鋼鉄製トラスは除去されている)
これらの旧線のコンクリートアーチ橋群はJ-POWER所有の為、保存対象とはなっていません。