ここのところ続けて夕張鉄道の旧駅につい書いてきましたが、夕張といったら私が思いつくのは映画『幸せの黄色いハンカチ』です。



この中で、高倉健演じる島勇作と倍賞千恵子演じる光枝が札幌にデートに出かけ、食事をとりながら店内で語らうシーンがありました。使った店は南1条西4丁目北向きのビルの2階にあった店の様です(現在はもうない)。二人は夕張から札幌までどんな交通機関を使って出かけたのでしょうか?


映画が公開されたのは1977(昭和52)年、でも映画の時代設定はたぶん昭和40年代前半かと思います。だとすると・・・・・・・・選択肢は


①夕張鉄道&野幌で国鉄または夕鉄連絡バス乗り換え

②国鉄夕張線準急(岩見沢経由)

③夕鉄バスor北海道中央バス札幌夕張線


列車の利用だと2時間以上、バスだと2時間弱です。果たしてどれを選択したのでしょう?

ちなみに、この映画のロケ地を訪ね歩いたttp://takizawanaoki.web.fc2.com/hokkaido2011.html さんによれば、光枝の住んでいたアパートは初代夕張駅の東の斜面のあたり。勇作が生活していたところは夕張本町の近くだったようです。となれば、夕鉄利用説が浮かび上がります。二人が車内でどんな話をしていたかも気になります。


1967年の交通公社全国時刻表で見ると、以下のようになっています(バス時刻省略)

(国鉄夕張線)

(夕張鉄道)





昭和48年 5万図 夕張