幌加内町・ポン・カムイコタン

 2.5万図 政和 平成6年 Ⓒ国土地理院に加筆(下図)


ポンカムイコタン、幌加内町を縦断する雨竜川沿いの地名です。

”カムイコタン”とはアイヌ語で「神の居るところ」という意味(山田秀三、「北海道の地名」)で、雨竜川のほか石狩川本流、空知川、夕張川、三石川、十勝川などの峡谷部・狭隘部につけられていますが、小樽の張碓のように海沿いのカムイコタンもあります。


ここポンカムイコタンには、旧深名線の雨竜川第三橋梁(鉄橋)が残されています。バスで巡る北海道廃線跡ツアーでは必ず立ち寄るところです。

 

 

 
 
雨竜川第三橋梁


ポンカムイコタンはポン(小さい)カムイコタンですから、対になるポロカムイコタン(大きい)カヌイコタ)があるはずです。 それはどこか?


ここより南の幌加内西に雨竜川狭隘部であって、残念なことにいまは鷹泊貯水池の奥となっていて、智頭には記されていなく、また陸から近づくことはできません。
 

北海道庁20万分の1図 「上川」 及び 「名寄」より 
上:ポンカムイコタン、下ホロカムイコタン(右から読む)
ポロカムイコタンの部分の拡大図