ふぉっふぉっふぉっ、血ザクロ学園の学園長であるぞ。

久しぶりであーる。

 

前回、最初の企画書(2014年2月)を載せたのを、覚えておられるかな。

忘れたという方は、ぜひとも前頭骨をパカッとはずし、

そこに詰まっておるものに七味唐辛子でも振って、活性化してもらいたいものであーる(※)。

(※マジで忘れた方は、こちらへどーぞ → https://ameblo.jp/chizakuro/entry-12607236538.html

 

さて、その企画書に「プロローグ(共通)」というのが記してあったであろう。

「ある一つの殺人事件。1人の女子高生が学内で殺された。美しい死体」

共通の事件が発端だが、6つの別々の物語に繋がっていく……。

 

これは、例の恋愛ノベルゲームシリーズ(※)のシステムが、

「共通オープニングがあって、あとは6人のヒロインのうち1人を選んで、そのルートをプレイしていく」であって、

まあ、それのアレンジであーる。

(※当初は、弊社が当時シナリオ執筆していた恋愛ノベルゲームのシステムを使って、新しくホラーを作ろうとしていた。承前)

 

『血ザクロ』においては、この「共通オープニング」を、ある1人の女子高生の死にして、

それを起点にして6つの物語へ広げていこうというのは、初期段階で思いついた。

6つの物語は、独立してパラレルではあるが、起点は同じ。

同日同時刻。同じ女子高生の死。

ただし、死に方は別にしよう。ホラー的に、うんと絵になる6パターンの死にざま。

 

怖くて痛ましいが、美しくもある。

そのイメージは『ツイン・ピークス』。

ローラ・パーマー。

って、ひょっとして、これを読んでおられる読者諸氏は、世代的に知らぬかもしれないがのお(※)。

(※1990年!)

 

『血ザクロ』は、最初の企画書作成時より、紆余曲折を経て(※)やっっと形になった。

(※発行元も2度変わった。形も「ビジュアルノベルゲーム(スマホアプリ)」から「ゲームブック形式の小説」へと変わり、今に至る)

しかーし、しょっぱなのコンセプトはその大半が変わることなく、

この「女子高生の美しい死体を起点にする」というアイデアだって、

見事、今の完成形に生きているのであーるであーる。

 

各話、女子高生の謎の死から始まるという「つかみ」。

同一人物の6パターンの死。

選択肢が出て、この死を選ぶとエピソードAに繋がり、こちらの死を選ぶとエピソードBに…という構成。

おおお。我(われ)が読者であったならば、あっちの展開もこっちの展開も見てみたくなって、全話読むであろうな。間違いなく。

 

しかもだ。あの千之ナイフさん(!)が、弓削やよい(※)の死を全パターン、イラストにしてくださっておる。

かなり贅沢。

それらを見比べてまわるだけでも楽しく、この発端はなかなか良いアイデアであろう?と、我は自画自賛しておくであーる。

(※「弓削やよいって誰?」と首をかしげた貴兄。。。人生、損をしてますぞ。ぜひ『血ザクロ』をポチッ)

 

 

■ホラーアドベンチャー『血ザクロ学園』シリーズ

6人の女子高校生が遭遇する、想像を絶する6つの恐怖。
6人の作家による6本の小説(電子書籍/ゲームブック形式)
作:黒 史郎、 しむらおとの(フィジクス・ポイント)、春夏秋冬よもひろ、 檜木田正史、皆川千尋、 恵莉ひなこ(あいうえお順)
イラスト:千之ナイフ
原案・総監督:檜木田正史

https://linestaff.net/chizakuro/


『友達になろう編』(著:皆川千尋/イラスト:千之ナイフ)

https://www.amazon.co.jp/dp/B084Q5BQKW/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_uqnYEb62EXM0H


『怪奇ダイエット編』(著:恵莉ひなこ/イラスト:千之ナイフ)

https://www.amazon.co.jp/dp/B084MFN4ZQ/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_YqnYEbVBXMQXB


『狂愛のおまじない編』(著:春夏秋冬よもひろ/イラスト:千之ナイフ)

https://www.amazon.co.jp/dp/B088Z3XVNF/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_9onYEb2FK0QD4


『千年の蠱毒編』(著:檜木田正史/イラスト:千之ナイフ)

https://www.amazon.co.jp/dp/B088YF5SYP/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_WpnYEb3R4T78J

 

準備中:『ヤザキサマ編』(黒史郎)、『血塗られた音符編』(しむらおとの(フィジクス・ポイント))