美のデザイナー。 -27ページ目

後ろ姿に美しさを。

後ろ姿に美しさを。

教会では特に後姿を見ることが多いですよね
後ろ姿が美しいというのは、女性にとってかなり重要
なので、asano chiyukiのウエディングドレスでは
背中のカッティングやヒップラインなどなど
細かい部分のデザインやバランスを繊細に意識して作っています




この和紙のウエディングドレスの後ろ姿にはかなり悩みました
和紙の生地幅が90cmしかないので
通常の幅広の生地のような長いトレーンにしても絵にならないんです

そこで、違う薄い和紙素材を何枚か重ね(金魚の尻尾のような感じです)
中心にはギャザーを寄せボリュームを出したトレーンにしました

空気が入ったようなボリュームを出すことで和紙らしさが更に出た気がします

新しい素材と向き合うって、新しいモノを作り上げるってホント面白い

今度は麻でウエディングドレスを作ろうと考えています
麻とどれだけ向き合えるか
今から楽しみです

和紙素材のウエディングドレス

和紙で作ったウエディングドレスの写真が届きました!

通常使う生地とは全く違う質感
和紙の温かみが出ていて、優しいウエディングドレスに仕上がりました




asano chiyukiのウエディングドレスは、ほとんどが2ピースになっています...
トップスとスカートを別にすることによってバランスが良く見えることと
スカートの重さでトップの胸元がズレ落ちないという利点



この和紙のドレスでは、トップスにはシルク混の和紙
シルク部分の自然の光沢感で、ビジューのような輝きが出ています

スカートはガーゼ調の薄い和紙素材を2種類、ノーマルガーゼとシャーリングガーゼ
色はうすーくベージュピンクに染め上げたものと、生成りの2色



初めて扱う素材だったので
いろんな苦労がありましたが、新しいモノを作り上げていく楽しさを実感させていただいたウエディングドレス作りでした



asano chiyukiブランドの理念『MADE IN JAPANを世界へ』
このドレスはまさに!
日本の匠の技術が詰まったドレスです



今後、もっと和紙素材に力を入れてドレスを作っていきたいと思います
海外でのショーも考えています
もう一度NYで・・・。

asano chiyukiのウエディングドレス

素晴らしく素敵なカップルにまた、出逢えました
このご縁に感謝致します

新婦さんのウエディングドレスはasano chiyuki
ヨーロッパレースにゴールドビジューをちりばめ、胸元にはシルクサテンのリボン



10月、サロンにお母様とご相談にいらっしゃいました
1月にハワイで挙式をするのに
全然気に入るドレスが見つからないと悩んでいらっしゃいました

花嫁様はとってもお洒落にお詳しく、こだわりもたくさんありました
オーダーメイドで作るのであれば全部を叶えてあげたい
そんな想いがとっても強くあり
この数か月は花嫁様と家族のような気持ちで関わらせていただきました




なので
写真を拝見した時は一人で泣いちゃいました




それは、ドレスも花嫁様も『可愛い娘を嫁にやる』気持ちです




このお仕事が出来ていることに
改めて幸せを感じる瞬間

心から感謝申し上げます




末永くお幸せに。

ドレスも綺麗に映してもらってます