先日、シンガポールからのお客様が宿泊に来られました。
4人組で、浪速区の古いマンションに宿泊していただきました。
無事チェックインをされ、「大丈夫ですか?問題ありませんか?」とメッセージで連絡。
これは、お客様にやっていることで問題があれば連絡をしていただく。
大概の場合、「No problem! Thank you! it's cozy room. 」と連絡をいただく。
それを聞いて「やれやれ」とひと段落するわけだが、
その日は、違いました。
メッセージがけたたましく鳴り、どうした?と画面を覗くと
「エアコンが動かない!」
と。
なにー!それは、大変だ!と思いバタバタを準備をしていたのですが、少し思いとどまり。
いや、待てよ?
今、4月。
晩の8時
え?
エアコンいる?
涼しくない?
と。
ま、とにもかくにも行ってみないといけない。
ということで、バイクに乗り現地へ向かった。
現地について、ドアをノックすると、アジア人が出てきた。
「Hi」
「Hi はじめまして~」
どれどれエアコンの調子はと。
藤原「あれ?ついているね。」
この部屋には3台のエアコンがついている。
リビングのエアコンは正常なようだ。
正常に「暖房モード」で温風を出している。
藤原「正常ですね~」
ならば問題は奥の寝室かな?
寝室には、上半身裸で丸刈りの褐色シンガポール人がいた。
(上半身裸って、おいおい)
シンガポール人「この部屋のエアコンが効かないんです~」
藤原「どれどれ」
ん?
暖房?冷房?
シンガポール人「冷房」
藤原「ん?」
あれ、「冷房?」 ちょっと待って、リビング・・・確か「暖房」付けてたよな。
僕が間違っていたかなと思い、リビングに戻る。やっぱり、暖かい風がガンガンでている。まるで、ちょっとしたトロピカルな南国のようだ。
リビングにいた人に、「え?暖房ですよね?」
と聞くと、「そう、寒いの。」
と。
そうだよな。外ちょっと肌寒いもんな。
で、この寝室よ。
シンガポール人「暑い、冷房が動かない。」
はぁ?
「意味わかんないんですけど~もしもーし。」
「隣の部屋の暖房切って、窓開ければいいんじゃないでしょうか?」
とは、言えず、
冷房のスイッチを入れてみるが、動かない。試しにドライモードや暖房で試してみると正常に動く。
えっと、これって「外寒いから別に冷房つける必要なくね?」ってエアコンが主張してるんじゃないのか?
とグルグル妄想する。しかし、伝え方がわからない。私のプアな英語力でエアコンの主張など代弁できるはずもない。
しかたなしに私は、
「Ah,,, I don't know.(わかんない)」
と、とりあえずドライモードにしてなんか風だけでるようにしておいた。
冷房モードは、外が寒いときは動かないようだ。
シンガポール人「Oh. Thank you!」
と、なんだか喜んでくれたようでよかったよかった。
それにしても、肌寒いという感覚には人それぞれ誤差があるのはわかるが、
一方で寒いと言って暖房をつけている気温の中で、暑い暑いと言って冷房をつけるというのはいかがなものか?
温度差にもほどがあるだろう。
と、帰り道ぶつぶつつぶやきながらバイクに乗り込んだ。
お国の話か、個人的な感覚の話か?それにしても基礎体温高すぎじゃねぇか?
と、謎は深まるばかりであった。
4月某日
Denja
(。´・ω・)?