こんばんは🌙 ちよみんです😊
行く前から不安でいっぱい、
行くのが嫌で嫌で仕方なかった
そして全然楽しくなかった
私が小学校の時の修学旅行の話、
昨日の記事の続きです。
小学生の私には重過ぎた
原爆ドームと広島平和記念資料館。
恐怖と悲しみと苦しい気持ちに耐えられず
早く家に帰りたかった。
お母さんに会いたかった。
さすがに他の子達もショックで言葉を無くし
しばらくは重い空気でしたが、
次第に皆んなが明るさを取り戻す中で
私の気持ちは沈んだままでした。
早く家に帰りたい!
お母さんに会いたい!
その日は一日中
そのことしか考えられませんでした。
夜も同じ班で同部屋の女の子達が
楽しそうに「好きな男子は誰か?」
などの話をしていましたが、
好きな男子もいなくて興味もなく
そんな話を聞く気力すら残っていません。
「悪いけど、眠いから先に寝るね。」
と嘘を吐き、賑やかな会話に
一人だけ背を向けて目を閉じました。
お母さんに会いたくて涙が出ました。
泣きたかったけど
気付かれないように声を殺して
涙で枕を濡らしました。
翌日は宮島観光でした。
鹿🦌を見付けて「めっちゃ可愛い!🥰」
と私が嬉しくなった瞬間、
「うわー!」と悲鳴が!
男子が鹿に襲われて
「修学旅行のしおり」を奪われたのです。
そして鹿がその紙を食べてる!
鹿、めっちゃ怖いやん!😱
それを見てからは
鹿には可愛さよりも恐怖しか感じられず
当時の私の唯一、
たった一人だけの友達だった貴子ちゃんに
(友達というより今から思えば
親分と子分のような関係でした。)
ピッタリとくっ付いて歩きました。
親分はクラスの中でも身体が大きくて
気も強くて負けず嫌い。
苦痛で不安しかない修学旅行で、
私には親分だけが頼りでした。
宮島神社の立派な鳥居⛩を観ても
子供だった私は特に感動も無く
ただ鹿に怯えながらお土産を買ったことしか
覚えていません。
大人になってから宮島に行った時は
その荘厳な雰囲気と美しい景色に
とても感動しました。
でも、修学旅行で行った時は
何の感動も無く
全然面白くなかった!
そして宮島からホテルに戻ってからは
ホテル周辺での「自由時間」でした。
知らない町の知らない場所で自由にしろと
言われても困る。
私はとても不安でしたが、
「親分に付いて行けば大丈夫。」
と思っていたのですが…
親分から信じられない言葉が!
「広島の従姉妹が会いに来てくれてるの。
だから自由時間は
叔母さんと従姉妹と会って来るわ。」
え!?😳
私は?私はどうしたらいいの?
パニックになり心臓がバクバクしました。
どうしよう!
その時、
同じ班の人気者女子グループの一人が
「私の広島の親戚がやっている
お土産屋さんが近くにあるねん。
行こうよ!」
とグループの仲間を誘っているのが
聞こえました。
私は勇気を出して
「わ、わ、私も一緒に行っていい?」
と聞きました。
「うん、別にいいよ。」
と言ってくれました。🥹
楽しそうに話しながら歩くグループの後ろを
引き離されて迷わないように
方向音痴の私は緊張しながら必死に
無言で付いて行きました。
お土産屋に着いてからも
「あの子達が先に帰ってしまったら
道に迷ってホテルに帰れない!」
と不安な気持ちでいっぱい。
お土産ではなく、置いて行かれないように
その子達の方ばかりを見ていました。
何も買わないのは悪いと思い、
適当に入り口にあった美味しそうなお団子を
急いで買いました。
そして、なんとか無事に
ホテルまで一緒に帰れました。😮💨
その日の夜は
明日はやっと家に帰れる!
その事だけを考えていました。
翌日は広島から新幹線で大阪に戻り
やっと学校に到着。
学校にはお迎えの保護者が待っていました。
私は母の顔を見た途端
安心して泣きたくなりました。
でも、泣くと母を心配させてしまいます。
あくびをするフリをして
滲んだ涙をハンカチで素早く拭きました。
母「お帰りなさい。楽しかった?」
私は精いっぱいの作り笑顔で
「うん。楽しかったよ。」
と嘘を吐きました。
その日の夕食は
私の好物が食卓いっぱいに並んでいました。
そして、夜ベッドに入ると
家に帰った安堵と
お母さんに会えた幸福感でいっぱいになり
嬉し涙が溢れました。
いいね!やコメントを下さった方々、
フォローして下さった方々、
そして、最後まで読んで頂いたあなた様、
本当にありがとうございます。🥹🥹🥹
私が自由時間に買った美味しそうなお団子、
広島ではなく岡山名産の
「吉備団子」でした!🤣
それにしても
たくさんの男子が木刀を買っているのが
私には不思議でした。
そして、たくさんの男子が木刀を振り回して
先生に怒られてました!😆