みいゆ「終わった 終わった~
夏休み中の宿題が やっと終わったがなぁ~ 」
ハシビッチ&ヒヨコッチ「ちょっと~。 ちょっと ちょと~っ」
ハシビッチ「夏休みの宿題は夏休中にするのが常識でしょう 」
みいゆ「なんやって~っ
あのな~っ。 常識なんて誰が作ったか知らんけどな~
常識ちゅうもんは ぶっ飛ばす為に有るんやがな~っ 」
猫クロ「常識をぶっ飛ばすって?ぶち破るんじゃないの?意味わからんニャン」
カメポン「お~っ。 みいゆッチは~
久しぶりに 脳みそ振り絞って宿題したからか
頭の回線おかしなった様じゃなぁ~
そうか。それでか もう秋だと言うのに~
真夏のアイテム 甚平を着とるっちゅう訳かぃ~ 」
みいゆ「何か おかしいか~ 」
ハシビッチ「今時 ジンベイ着てる人って見ない感あるよね~ 」
ヒヨコッチ「この時期はもう秋冬のコスチュームだピヨ 」
ハシビッチ「そんでもって
今の旬は毎年恒例のハロウィーンでしょ~ 」
カメポン「そやそや。みいゆッチもハロウィンに行こうなぁ 」
ヒヨコッチ「みいゆッチも早くハロウィーンの衣装に着替えて
近所のハロウィーン会場に行こうピヨ~ 」
みいゆ「そやなぁ。
今日は楽しいハロウィーンパーティーやったなぁ~
勉強に夢中で すっかり忘れとったがなぁ~
みんなは おばけコスチュームに
いつの間に着替えたんや
着替えんのメッチャ早いなぁ~。
ほな うちも着替えたら出発進行や~ 」
みいゆ「うちも用意出来たで ハロウィーン会場に行こか~ 」
みんな「ほ~~~い ほな行ってきま~す 」
みいゆ「ハロウィーン会場に着いたで~ 」
ハシビッチ「町内のハロウィーンパティーなだけあって
チョ~しょぼい感あるよね~ 」
カメポン「おおっ。 でっかいクモの巣が有るがな~っ 」
みいゆ「お~っ。これは楽しそうなアトラクションやね~
みんな~
クモの巣の上でビョンビョン飛び跳ねて遊ぶんや~ 」
みんな「わ~っ 楽しそう 早く遊ぼう~」
みいゆ「それじゃ~ クモの巣の下にクモの糸が垂れてるから
ここから登って遊ぶんや~
ほな順々に登るで~ 」
みいゆ「みんな 上手く登れたか~
ほんじゃ~ ビョンビョン揺らして遊ぶで~ 」
ビョ~ン ビョ~ン
ヒヨコッチ「うっ。クモの糸が体にくっ付いて動けなくなったピヨ 」
カメポン「ほんまや。ホンマ。くっ付いて取れへんがな~っ 」
みいゆ「これはハロウィーンパーティーの仕掛けやないで~っ
本物の大グモの巣やがな~っ 」
ヒヨコッチ「あっ。 大きなクモがどっかから帰って来たピヨ~ 」
みいゆ「おおっ。
はよ逃げんと クモの餌食になってまうで~っ
ええか みんな。 今着とる お化け衣装を
クモの糸にくっ付けたまんま脱ぎ捨てて
うちらは クモの巣から脱出するんやっ」
カメポン「大グモが わしに近付いて来よったがな~っ 」
みいゆ「みんな~ 準備はOKかぁ ほな 脱出するで~
ほんじゃ~ 用意。。。。。スタートッ 」
ジャンジャ~ンジャカジャカジャンジャン ジャカジャカジャンジャン
ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャ~~ン
ピヨ~~ン ピョ~ン ピヨ~ン ピョン ピヨ~ン
みいゆ「みんな~っ。脱出ミッション 全員クリアか~」
ハシビッチ「落下地点も運良く落ち葉のクッションで
フンワ~リ まろやか~で大成功~ 」
カメポン「クモの巣脱出ミッション全員無事完了 (`・ω・´)ゞ
みいゆッチの機転のおかげで全員 脱出成功じゃ~ 」
みいゆ「そやろ~。人生ちゅうもんはなぁ~
常識をくつがえした考え方も必要だっちゅうこっちゃ~ 。」
ハシビッチ「なんか重々しく言ってるけど内容は軽い感有るよね~っ」
カメポン「しっかし ここは どこじゃ
今まで おったハロウィン会場は何処行ってしもたんや~ 」
ハシビッチ「どこだか知らないけど 秋の紅葉ちょっと早くな~い」
カメポン「ほんまやな~。 紅葉はちょっと早すぎですわなぁ~ 」
みいゆ「あのな。
常識で物事を考えんと 自由に思うまま楽しめばええんや。」
カメポン「なるほどなぁ~。みいゆッチみたいに
人生 適当に暮らすのが良いって事なんじゃなぁ~ 」
みいゆッチ「あのな~ うちは適当には暮らしとらんで~
人には迷惑かけん様に ちゃんと暮らしとるで~ 」
カメポン「人には迷惑を かけとらんかもしれんけどなぁ~
相当に不真面目なやっちゃで~。」
みいゆ「なにが不真面目や~っ
どこが不真面目か説明してみ~やっ」
カメポン「ほな言うで。
今日、夏休みの宿題全部やった言うとったけどナ~
読んでた本はマンガやったで~ 」
ヒヨコッチ「見ていたプリントは洋食屋さんのメニューだったピヨ」
ハシビッチ「ファイルにはハンバーガー50%割引券だったよね~」
猫クロ「これ、証拠写真だニャン」
ヒヨコッチ「みいゆッチは 不真面目だ~ピヨ
本当はマンガ読んで出前のメニュー見てたのに
夏休みの宿題が終わったって嘘ついた~ピヨ」
みいゆ「あのな~。人生ちゅうのはな~
方便程度の嘘は 嘘って言わんのやで~。
方便程度の嘘は人に対しての優しさなんやで~。
よう覚えときや~。」
カメポン「 みいゆッチは脳みそ振り絞って宿題したから
頭の回線おかしなったと思っとったが~
勉強しなさ過ぎで頭の回線が錆びてもうたんやなぁ~ 」
みいゆ「錆びとらんわいっ
頭を使い過ぎて回線がすり切れたんや」
猫クロ「どっちも変わらないニャン」
みいゆ「みんなも うちの様に 頑張り過ぎると
頭の回線が擦り切れてまうで
のんび~り 楽し~く 1日を過ごしてなぁ~ 」
みいゆ「おっと~っ。 回線が擦り切れても 壊れても
一晩寝れば回線は復活するで
な~んも心配する事あらへんよ~ 」
ハシビッチ「みいゆッチってさ~
勉強って考えただけで頭の回線が壊れちゃうみたいだね~
今日のみいゆッチには早く寝てもらいましょう」
カメポン「はい。はい。今日は これで おしまいや おしまい
すんまへ~ん。 どん帳 緞帳の準備 お願いしますぅ~」
みいゆ「なんや どん帳って カーテンの事かいなぁ~
ほんで ここは 舞台の上ってか~っ
ち~っ。。 常識破りの急展開やな~ 」
カメポン「ほれ みいゆッチ。
これから わしが言う通りに お客様に言うんやで~。
『え~ 本日は お足もと悪い中、遠路はるばるご足労頂き
誠に有難うございまする。以後宜しゅう おたの申しまする。』
ってな。 メッチャ難しいセリフじゃが 大丈夫かいな」
みいゆ「余裕、余裕~
カメポンと ちごて 若いから 一回聴けばバッチリや 」
カメポン「そっか~ それなら安心やがな~
段取りとしてはやな~ 緞帳が降りてくる間に みいゆッチが
お客はんに ご挨拶して緞帳が降り切って終了や 」
みいゆ「OK、OK 楽勝、楽勝~ 」
カメポン「ほんじゃ~、スタ~トや 」
カチンコ
みいゆ「え~ 本日は~ 」
みいゆ「お箸と もなか、エンドウ豆は五十六個頂き~
誠に有難うございまするぅ。」
みいゆ「もう一個 宜しゅう おたの申しまする~っ。 」
・・・・・ パチ パチ パチ パチ パチ。。。
カメポン「ドテッ。。。」
ハシビッチ「コテッ。。。
・・・ だけどさ~ァ
お客様が たったの5人しか居なくて良かったよネ。。。」
カメポン「うんうん。。。 」