前回は食レポで終わってしまいました
遅くなりました。



一人の観客として
客観的にレポートしますね✏️




まず、本番のレポートの前に
コロナ対策を踏まえた開催とゆうことで
①検温
②受付に名前と検温結果を記入
③チケット提示・消毒
④入場


とゆう順序で開場されました

自由席とゆうことで
かなり早くから多くの方がロビーや
館内で待たれていたので
受付前の混雑を避けるため
予定より早目に開場されたご判断が
素晴らしいなと思いました





プログラムも風情があります。



さて舞台はこんな感じ



進行の方から演者の紹介があり、
チューニングの後に早速
一曲目が始まります


まず第一部の気付きを


●チューナー

ピアノに音もらってチューニングされてましたが、どうも視線が舞台に置かれたお花の方に落ちます。
恐らく、お花の裏側にチューナーが置かれていて、そこでもチェックされていたように見えました。
実際どうか分かりませんが、
人前で演奏する時にチューニングはしっかりしたいものの、チューナーが見えるのはちょっと見た目に良くないなとゆう時、
足元や見えにくい場所に置いてチェックするのはいいなと思いました。

とにかく、ほぼ一曲ごとに
チューニングを確認されてました



●煙花易冷

さて、場内も静まり、どこか厳かに始まった一曲目はジェイチョウ。

もの凄く深くとろみのある音色でした
まるで鼈甲(べっこう)のような艶のある音に感じました
火であぶられて自在に形を変えてゆく鼈甲のように、うねりが生まれていきます


一年ぶりの生演奏とゆうこともあって
胸の内がザワーーーーと鳥肌が立つような感覚に、思わず涙が出そうになります


なんか、この暫く
練習したりせんかったり
楽しかったり楽しくなかったり
でも、こんなけ二胡の音色に
琴線が揺さぶられるとゆうことは
やはり自分は二胡が好きなんだなと思わされる時間でした。

大好きなジェイチョウの曲とあって
一音一音を噛み締めて聴きました
素晴らしかったです



●糸、また君に恋してる

この2曲の共通点は日本の歌です。

「おや?」と思ったのは、
装飾音がほとんど使われてないこと

正確に言うと打音やトリルが
全く使われていませんでした

明らかに日本の曲と中国の曲で
区別されているとゆうことが分かります


日本の歌の多くは一音一文字のため
日本語の歌に無理矢理
中国感を出そうとせず
日本語に合った自然な奏法になさったのではないかと解釈しました


なんか装飾音を入れたら二胡っぽくなる
とゆう事で、どんな国のどんなジャンルの曲にも、隙があれば打音を使おうとしがちでしたが、これも中国の方からすると
かえって不自然な事なのかもしれないなぁと考えさせられました


しかし余計な装飾を入れずに真っ直ぐ演奏するのは、結構勇気がいるものです。
それだけ自分の底力が試されるような気がします。

日本人だからって、アイデンティティを補おうと過分な中国風にしない
この度胸をつけたいものです
とても勉強になりました。



●燭影揺紅

私も大好きな劉天華の名曲です。
実はよく考えてみたら
この曲をコンサートで聴くのは初めてでした。


演奏前に曲の解説が入ります。
この曲の作られた時代背景について
劉天華の政治的な思想が込められているのでは云々とゆうお話も、二胡学習者にとっては嬉しい解説です。



無伴奏で二胡一本の演奏です。

冒頭の、ミミーーーーーー…

もう音がかすれて弓の雑音が大きくなるギリギリまで運弓速度を抑えられています。

私もこの曲に取り組んだことがあり
実際に見て「ここまで運弓に落差をつけるのか」と弓の配分に目を見はりました。

無伴奏とは思えないほどに
豊かな演奏は華やかでダイナミックながら
一音一音にとても気が配られていると感じました。

生演奏で聴けて本当に勉強になりました。




さて、第一部はこんな感じで
あっとゆうまに終わってしまいました。



波乱の第2部はまた次回。