ペロちゃんが、

ニャン達を大正へ連れてくる日の

日付が変わった深夜1時半位に亡くなりました。






このタイミングで、ペロが亡くなったのは

何か意味が有る様に思えて…



やっと過ごしやすい季節になったのに…
もう少し頑張ってくれてたら、

ペロに嬉しい報告出来たのに…



ペロは、岡本に行っていた頃

一番気がかりなニャンコでした。


FIPだと分かり下痢が酷かった為に

隔離が必要となり

その為おばはんはペロを

小さなケージに入れました。


岡本に着き一番にする事が

ペロの生存確認でした。


はおばはんが入れ忘れた為に

ケージには餌も水も無かった事も有りました。


いつ死んでもおかしくない環境化の中でも

私達に訴える為に大きな声で

鳴いたりする事も無く

淡々と自分の置かれた環境を

受け入れてた様に思います。



当時、我が家には子猫が数匹居て、

家に連れて帰りたくても

ケージの空きが無かった為

岡本で頑張ってもらうしか無くて

岡本の帰りは後ろ髪を引かれる思いで

「何度も、元気でいるんやで!」

と一旦ドアを閉め部屋を出ても

又気になり、ペロのもとへ向かい

何度も撫でて

帰路についてました。


その後、スタッフのNさんが

一時預かりをして下さってましたが

夜遅く迄お仕事をされているので

子猫が里親に行った後

ペロを引き取り

我が家のニャンコになりました。


一時は3㌔弱迄太り

FIPなのにこの子は不死身かと思う位

元気になりましたが、

風邪を引いてからは、

免疫が下がった為か?

一気に病状が進んだ様に思います。


入退院する毎に体重が減り

眼力の有ったまんまるお目目が



細くてしんどそうな目に変わりました。

それが悲しくて。。。






ペロがもう長くないな?と思ったときに

入院させるべきか?

諦めて家に置いてあげた方が良いのか?

マンションのエントランスで行ったり来たり

凄く迷いました。

こんな時はどうしてあげるのが良いんでしょうね?


大正でDIYをしていると、

「家で看取りたいなら

出来るだけ早く会いに来たって!」と

病院から電話が有り

ペンキをそこら中に付けたまま

ペロの元に駆けつけると

もう立つことも出来なくなったペロが

心電図を付けられて横たわってました。




「ペロちゃん」と声をかけると

しっぽで返事をしてくれたけど

目もうつろで。。。



家に連れて帰り

ずっとペロの側に居たのに

一瞬寝てしまった隙に

ペロは逝ってしまいました。

ものすごくショックでしたが

最期は眠るように安らかに逝ったと思います。



この子は幸せだったのかな?

ノラ猫時代

おばはんの家での過酷な環境化での生活

スタッフのお宅での穏やかな日々

そして我が家



同じ様に産まれて来ても

何故こんなにも運命を分けるんでしょうね?

優しい飼い主に助けられた子

一生野良猫で人知れず亡くなって行く子

飼い主が居てもほったらかしにされてる子

多頭飼育崩壊の子

交配目的だけに利用される子


皆同じ命なのに。。。






もうすぐ子猫のシーズンが始まります。


去年は近所で子猫が沢山産まれ

皆マルマルと元気に育ってますが

全頭保護出来なかった事が悔やまれます。



大正に猫カフェが出来れば

これからは、受け皿になる場所が出来ます。

資金も人でも足りないので、

受け入れ頭数に限界が有りますが、

出来る限り私が目にした子は保護し

優しい里親様を見つけてあげたいと思っています。

お外の生活より

温かなお家が良いのに決まってるもんラブラブ


これが、一緒に連れて来る事が

出来なかった子達への供養かな?


タッチ、みーちゃん、ペロ

そして名前を付けてあげる前に亡くなった子達

ごめんね、助けてあげれなくて

貴方達の事は一生忘れません。


ここ迄来るのに、苦しくて悲しい事、

決断をしなければならない事が

沢山有りましたが

ペロの死と共に

第一章が終わった様に思います。


ここからが新たなスタートだと思っています。