手術見学。自分が側湾症だったこともあり、以前から側湾症の治療に興味を持っていた。会った人には側湾症に興味があると話していたら偶然その人の知人に側湾症研究者がいて、今日はその人のつてで高齢者の背骨の手術を見せてもらった。手術室にはアメリカの医療機器メーカーのロゴ入りの機器がずらり。まるでアメリカの病院にいる気分。人生で初めて手術を見たのだが、思ったよりも生々しく、金槌みたいなものとネジやドライバーを使っていて、力技的な部分もあるのが驚きだった。歯医者さんと肉を捌く職人が掛け合わさった感じだ。先生は5時間以上水も食べ物も食べず突っ立ってるのに笑顔で、まだ10代の私が途中から脚が痛くなってたのにすんごい体力だなぁと思った。楽しすぎて疲れないのか?お医者さん朝からみんな笑ってて、研究医の方もすんごい楽しそうだった。そうなりたいし、自らそういう環境に身をおくようにしたい。今回は見てるだけだから実際に自分が手術するとなるとあっという間なのかもしれない。いつか一度でもいいから経験してみたいけど、相当訓練してないとどこの部位が何かも検討がつかないんだろうな。人間って思ったよりも強いんだな、そんな簡単に死なないことがわかった。私はどちらかというと医療装具を作る側がしたい。そんなに体力があるわけでもないし、格段に手術をやりたい訳でもない。何かを生み出したい方が大きい。だからと言って、工学の視点だけから効果的な医療装具は作れない。医師との連携が大切だ。一通り医学は学び、体系的に理解して、医師と一緒に装具を開発していきたい。その上でコミュニケーションとコネクションは大切だ。新しい人に会った時は、その場で次の新しい人を知るっていうスパイラルを作っておくと、自分が倍になれる気がする。