みなさん、こんにちはニコニコ

昭和のテレビっ子 mokkinです。


本日、

映画「新聞記者」鑑賞。


評判通り、見応えありましたキラキラ

シム・ウンギョンさんが
日本アカデミー賞で
最優秀主演女優賞を受賞されましたが、
演じられた役柄の過去やそこから成る人格の
実際の人物であるかのような姿だと思いました。

ラストの松坂桃李くんの表情も
凄かった。
わたしもかつて、
ああいう目を見たことがありますが、
自分を失くしてしまうと
どんなに人道的な人でも
驚くような行動をしてしまうんだなと
思い知らされたものです。
桃李くんが演じた杉原が

あの後どういう行動を取ったのかは、
見た人の想像に任せる形で終わりましたが…。


わたしのブログは
解説、解釈などはあまりせず
観た後の気持ちや思いを書いています。
とても素晴らしい解説や考察などは
他の方がたくさん書いておられるので、
自分が感じたことを書いたものを
誰かが読んでくれた時に
共感や反感、気づきなどを感じてくれたら
なんとなく嬉しいなと思っています。

なので、あまり役に立ちはしませんがアセアセ


そして今回の鑑賞後
思ったこと…

白黒はっきりしたいという
かつてのわたしなら
不正が暴けないことへの怒り
などが湧いていたかと思いますが、
今はそういうことはあまり思わなくなりました。

起こる出来事を体験したり見たりすることで

それぞれが考えたり感じたりして、
そこからどう行動するかしないか
どんなことを思うか思わないか
全てがありで
正解や正義とかいうものは
ないような気がする。
最近はそんな風に思うようになっています。


漫画「ミステリという勿れ」で

主人公・整くんの名言があります。
「真実は一つじゃない 2つや3つでもない」
「真実は 人の数だけあるんですよ」
「でも 事実は一つです」
が、個人的にしっくり来ています。

ある一つの出来事を体験した時や見た時に、
思うことや感じることは
育ってきた環境や置かれている立場、
過去の経験のフィルターの影響もあって、
一人一人、本当にひとつとして同じものはない。


当たり前だけど、
どう感じようが
どう生きようが
一人一人自由なんだよね

そんなことを思いました。


映画の前半は画面が異常に揺れるので、
映像酔いする人がいると

ネットで書かれていましたが、
わたしもかなり気持ちが悪くなったので、

揺れる映像の部分は目を伏せて声だけ聴くようにしていました。


勝手な解釈ですが、
揺れていた間は登場人物の心も揺れていて、
覚悟と決意が固まった時に落ち着いたような気がしました。


実生活でも

覚悟と決意を貫くことはかなり難しくて、
大切な人や自分が守りたいものを

思えば思うほど、
ずっとそのままで居続けるのは
難しかったりします。



一つのことを貫くのも
変化していくのも
これもまた、
どちらもあっていい。


善と悪ではなく、
違いを認識し合えると…
いいですね。



ただ、

故意に嘘をついたり

無理な力で捻じ曲げたりして

悲しむ人がいるのは辛くて悲しい。

それだけは少なくしていけるといいな

と思います。