数学が大嫌いだった私にとって、
「ピタゴラス」という名前が出た時点で
脳みそをシャットアウトしそうになりましたが、
主にWikiさんのおかげで、少しその概念を
理解することができました。
そして、現代日本で私たちが学んでいる数秘術には
このピタゴラス派数秘のほかにもう1つ、
「カバラ数秘」の要素が入っており、
こちらの存在を無視することはできません。
・・・・・・・が。
カバラ数秘の難しさったら、ありゃしないのです。
いや、そもそも全貌が全く理解できないので
「難しい」ということすら分からないレベルです。
何が分からないのか分からない、の世界です。
「数秘術―数の神秘と魅惑―」(ジョン・キング著)から引用させていただきますと、
「カバラは本来、神と宇宙の性質そして人類の究極の運命という永遠の質問に答えるべく意図された哲学的神智学的体系である。」
(引用終了)
だそうです。
はい、試合終了です。
どうもありがとうございました。
…えーと、カバラというのは
ユダヤの神秘主義的思想のことで、
宇宙真理の謎を紐解くカギとして用いられたということ。
そして、私たちが数秘術を学ぶ上で欠かせない
「生命の樹」や「セフィロト」などはこの
カバラ数秘の思想からきたものだということ。
これが生命の樹です。
これが何かは、もちろん説明できません。
ひとまず、以上の理解で、先に進みたいと思います。
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数秘術の成り立ちの中で代表的なものはこの
ピタゴラス派数秘とカバラ数秘の2つになりますが、
「数には意味がある」「全てのモノは数で表せる」
という考え方自体は、世界のあちこちで生まれていたようです。
そして、時は流れ1900年代に確立されたのが
今、私たちが学んでいる「現代数秘術」です。
現代数秘術は、上記のピタゴラスやカバラの思想が融合されており、
また、「ゲマトリア」という手法が取り入れられているのがその特徴です。
やだもう。
ゲマトリアという新たなカタカナ用語が出てきてしまいました。
話は逸れますが、私は何故か昔から
カタカナを覚えるのが苦手でして、
そのため、海外が舞台の小説を読むことができません。
カタカナの地名・人名がどうしても頭に刻まれないのです。
このゲマトリアという単語も、もう何度も
「ゲマトニア」「ゲルマニウム」などと
間違えて書いており、一生覚えることはないでしょう。
だからというわけでもないですが、我が家のネコの名前は全員、和名です。
とまあ、突然現れたゲマトリアですが、
こちらもWikiりますと
「カバラにおける文字変換法の1つ」
とのこと。
「アルファベット1つひとつはそれぞれ数に変換することができる」
ということです。
Aは1、Bは2、Cは3…と続いていきます。
ちなみに「ERI」はそれぞれ「5・9・9」に変換することができます。
これにより、数秘術では、その人がこの世に生まれた際に持ってきた数字を
2つの面から読み解くことができるようになりました。
ひとつは生年月日から算出した数字。
もうひとつは、氏名を数字に変換して算出した数字です。
この、生年月日と氏名という誰もが持っている数字を
読み解くのが現代数秘術、となります。
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やっと、数秘術の成り立ちが終わりました。
後半の駆け足っぷりは、我ながらなかなかのものでした。
本当は「魂」とか「バイブレーション」とかも
不可欠な要素になるのですが、絶対にとっちらかるので
ひとまず今回は省略いたしました。
こんなざっくり理解でさえ
この文字量になってしまうのが数秘術の世界です。
すごいです。
自分の理解を深めるために書き始めた「数秘とは」ですが、
改めてその世界の面白さを感じることができました。
今はまだ、大半の情報が
「~と言われている」「~らしい」
になってしまっているので、
いつかこれらが完全に肚落ちして
堂々と言い切れる日がきたら良いな、と思いました。
長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回以降、数秘術で具体的に何を読み解くのかを
ご紹介できればと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。