数秘術の歴史は、ピタゴラスの時代まで遡ると言われています。


ピタゴラスは、「ピタゴラスの定理」で知られる歴史的数学者。

直角三角形の斜辺の長さを c、他の2辺の長さを a, b とすると、
c二乗 = a二乗 + b二乗
が成り立つっていう、例の有名な定理を発見した方です。





…まあ、しれっと、当然のようにWikiってコピペしたわけで、
ピタゴラスと聞いても「ピタゴラスイッチ」しか連想できないわけで、
成り立ちを書くにも、そのスタートがまず全然ピンときてないわけです。


話は逸れますが、そういえば私は高校時代、
中間試験で数学のテストを受けまして、
苦手ながらも頑張ってほとんどの回答欄を埋めたんですが、
それで0点を取ったことがあります。

それ以来、この世で一番嫌いなものは「数学」になったのに、
今「数秘術」を面白いと思っているのは不思議なものです。



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ネコによく「アホだな」って顔されます。




私の歴史は良いとして、要は、
ピタゴラスは現代では数学者として有名ですが
現代数秘術の基礎となる「概念」を編み出した
哲学者でもあった、ということのようです。


「万物の根源(アルケー)は数である」

というのが、ピタゴラスさんの発見したこの世の原理原則です。


全てのモノや事象は数で表すことができる、という意味らしいですが、
早速よく分からなくなったので、必殺Wiki頼みをしましたところ

「男が3で女が2、その和の5が結婚を象徴する」

だそうです。



は?ですね。やばいですね。余計に分からなくなりました。



と、ここで、数秘の考え方でもうひとつ、
とても重要な大前提があったことを忘れていたことに気づきました。


それが

「すべての数は、特定の象意(イメージ/エネルギー)をまとっている」

というものです。


言葉のとおり、数字には意味がある、ということです。


これはピタゴラスに限らず、その他のギリシャ人、エジプト人など
古代の人々にとってごく自然に受け入れられていた考え方のようです。


というか、古代人に限らず現代でもそこそこ根付いていますね。


「1」はNo.1、オンリーワンなど、唯我独尊的なイメージがありますし、
これは日本だけかもしれませんが、「4」はやや不吉なイメージがありました。


こういったそれぞれの数字に対するイメージが
古代はもっともっとバリエーション豊かで具体的だったのです。


ちなみに、ピタゴラス派数秘のその「数の象意」とやらを少し紹介しますと

1 牡牛、畜牛、富、王冠、銀のモミ、火

2 家、家族、ヴィーナス、性的魅力、女性、外交

3 全ての自然、知性、男性、ガイア、鉛

だそうです。


何でそんな割り当てがされたのかは理解不能ですが、
それでも、ここまでくるとやっと少し分かってきました。


数字には特定の象意(イメージ)があり、
また、この世のすべては数字で表すことができる。

その数字の持つ象意を用いて、あらゆる事柄を読み解くのが
ピタゴラス派数秘の世界、となるようです。



現代数秘術は、ピタゴラス派数秘のほかに
「カバラ数秘」も重要になるのですが、
大変長くなってしまったので、次回につづきます。