2021年8月、サイネオス日本の人事部(HR=Human Resources)に、新しいディレクターが就任しました。

サイネオスの人事部ディレクターのポストは、2020年9月から、長い間空席状態が続いておりました(途中、2021年2月にディレクターが入社しましたが、僅か1ヶ月で退職)。

当組合は、2021年8月10日、サイネオス社員に対し、メールで「ハラスメントに関するアンケート調査」を行いました。
それを受けて、2021年8月20日、就任直後の人事部ディレクターから「社員各位」宛に、以下のようなメールが発信されました。

「8月10日、ユニオンちよだのサイネオス・ヘルス支部より、ハラスメントに関するアンケートのメールを受け取った方がいらっしゃると思います。
当社はあらゆるハラスメントに対し、真摯に対応しています。
労働組合に対してもこれまで誠実に対応して参りましたが、今後も同様に対応していきます」


しかし、これまで、サイネオスが誠実な会社だったのであれば、現在の状況に至っていません。
団体交渉を行う必要も、サイネオス支部を結成する必要もありませんでした。

2019年3月から現在まで、ユニオンちよだはサイネオスとの団体交渉を定期的に行っていますが、サイネオス人事部、法務部が誠実に対応していると感じられたことは一度もなく、これまでの対応は、不誠実と言わざるを得ないものでした。

出席するメンバーは、業務時間外に準備をし、大変なストレスを抱えて出席しています。
組合員は、本当なら、団体交渉を行いたくはないのです。できることなら、その労力は業務に向けたいと思っています。

このブログには事実しか書いておりませんが、組合員は、見えない報復への恐怖と戦いながら、決死の覚悟で投稿しています。

このブログの目的は、会社と対立することではありません。
「今後も同様に対応」するのではなく、これまで、社員がハラスメントに苦しんできたことを理解して、誠実な会社に生まれ変わってほしいのです。

このブログは、会社に真摯に対応して欲しいという、社員からの悲痛な叫びなのです。

社内なら、不合理な理由を押し通し、公平性を持った真実は闇に葬れる、そのような考え方を改めてほしいと願い、書いています。