サイネオスとの団交(2025/03/03)について

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サイネオス支部組合員の皆様、このブログを閲覧されている皆様、お疲れ様です。

 

今回は2025年3月3日にリモート実施されたサイネオス人事部との団体交渉について、お伝えします。

 

事の発端は、昨年末にサイネオス社員Aさんに対して人事部が会社を辞めるか、PIPを受けるか選べと二者択一を突き付けてきたことに始まります。そのPIPの根拠を示す英文メールを見ましたが、具体的な事実はなにも記載されておらず、抽象的なことが連綿と書き綴られているだけという内容の乏しいものでした。

 

そのため、Aさんが回答を保留にしていると、人事部に今年初めに入社したというマネージャーB氏が、「回答しないのなら懲戒委員会にかける」という非常に威圧的な文言のメールを送り付けてきます。B氏はそのような入社早々のパワハラ行為でサイネオス人事部の「通過儀礼」を行います(ここまででサイネオス人事部の異常さは容易に見て取れます)。

 

その後、当組合に加入したAさんですが、PIPを受けるに至った背景についてお伝えします。実はAさんは、入社以来、シニア・ダイレクターC氏によるパワハラを受けており、周囲のスタッフ共々、C氏の問題行動についてエスカレーションを行いました(因みに人事部ダイレクターD氏は、自身を「中立的な立場」と称しているものの、Aさんのこの行為を「クレーム」と表現しています)。

 

Aさんの精神状態は深刻でしばらくC氏からのメールも開けないほどでした。C氏は深夜2時頃でもお構いなく部下にメール対応を要求するなど、数々の問題行動で知られるパワハラ常習者であり、複数の組合員がこの人物に嫌がらせを受けています(この件について、Aさんとは別のある組合員がエスカレーションしたところ、サイネオス法務部E氏より「問題ない」という回答がありました)。しかしながら、この時はC氏による数々の行為が正式にパワハラと認定され、サイネオスにより1年間の改善プログラムが課せられた結果、AさんはC氏から解放されることとなりました(因みに人事部ダイレクターD氏は「パワハラではなく、個人間の行き違い」として問題の矮小化を試みています。人事部ダイレクターD氏は、シニア・ダイレクターC氏がよほど怖いらしく、不正を正そうという意思は一切感じられません)。

 

その後、数人の上司を経て2024年2月に再度、C氏がAさんの上司となります。労働者が過去にトラブルのあった上司のところに配属されると何が起こるか、普通は容易に推測できそうなものですが、そうしないのがサイネオス社なのです。この時からパワハラ上司、C氏の苛烈な報復行為が開始されます。C氏は、その報復の一環としてAさんの年間評価をいきなり「Developing Performance」に下げてきます。

 

そのような最低評価の理由の1つとして挙げられたのはAさんが深夜の「研修に参加していない」というものです。しかしながら、Aさんは昼間に研修動画を視聴しており、C氏はそれをAさんに確認することなく「研修不参加」と断じています。

 

サイネオス社の弁護士F氏に「疑わしきは罰せずでは?」と抗議したところ、刑法の考え方を日常生活に適用できないと言っていましたが、”benefit of the doubt”は日常的にもよく使われる表現なのでこの指摘は明らかに間違っています(このひと、頻繁にサイネオス社員の英語力をけなして解雇理由に挙げてきます。今回もAさんの「英語力が低い」と偉そうなことを言っていますが、ご自分の英語力はどうなのでしょうか?)。

 

いやしくもシニア・ダイレクターでありながら本人に確かめもしないで部下を批判し、最低評価の理由の1つとするC氏、それを全面的に擁護するブラック企業の人事部、ブラック企業に金で雇われた弁護士、いやはや本当にご立派な倫理観と言わざるを得ません。

 

E氏がどのようなパワハラを行っても「問題ない」と言い続ける現在のサイネオス社の人事部、法務部は一般社員を守ることはありません(過去にはパワハラを認定しています)。流行の「第三者委員会」を立ち上げてE氏のパワハラを議論してはいかがでしょうか?さぞかしいい会社になると思います。

 

また、それまでのAさんは仕事の負担が非常に重く、どれだけ仕事をこなしてもFTEが1.0として算定されており、仕事を軽減してもらったことも低評価につながっています。

 

最近、Aさんの仕事の負担は以前ほど重くないようですが、「雇用条件通知書」に記載されたAさん本来の仕事ではなく、それよりも下のRoleの仕事を課されることが多いことはサイネオス社によるもう1つのパワハラと思われます。

 

この弁護士によれば、PIPはAさんにとって「最後のチャンス」であり、PIPを拒否すれば解雇されるとのことですが、我々はそのようなことのないよう断固として戦います。

 

サイネオス社にて不当な嫌がらせ、パワハラ、退職勧奨等にお困りの方は当組合にご相談ください。