横紋筋肉腫の可能性が高い、医師はそう言っていました。

もしかしたらユーイング肉腫かもしれないが、検査結果を待っていては治療開始が遅くなる。

そして、横紋筋肉腫とユーイング肉腫は化学療法が似ていて、特に始めは使用する薬材が同じなので検査結果を待たずに治療を開始する。


そんなふうな説明でした。


こうして、横紋筋肉腫を強く疑われていた娘は、横紋筋肉腫の標準治療の説明を受け、すぐに治療をスタートしました。


横紋筋肉腫の治療は1年半程度入院が必要と聞き、治療が終わるのは中3の秋か…受験とかどうなるんだろう。

治療の不安はもちろんのこと、その後の生活に対しても想像ができず不安でした。


けれど待ったなしに治療は始まります。

もちろん治療は必要ですし早い方が良いのですが。


1クール目の化学療法はVDCでした。

2日に渡り、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シクロフォスファミドという抗がん剤を投与します。


この1クール目は医師の説明のとおり、ユーイング肉腫でも全く同じ化学療法になります。


1クール目は副作用もあまり出ず、こんなものなのかな?という程度に終わりました。


同時に、妊孕性温存療法についての説明もありました。

抗がん剤により卵巣にダメージを受けて妊娠しにくくなる可能性があるので、元気なうちに手術により組織を採取して凍結保存しておくというものです。


親としては、将来のことを考えるとしておいた方が良いというのはわかるのですが、本人はまだ中学生。

こんな病気になって治療も大変なのに、将来子供を産むかどうかもわからないのにさらにまた手術?手術はもう嫌だ…そのような感情だったようです。


というのも娘は生検の手術で大変な目に遭っており、手術がトラウマになっていたのです。


続きます。