久しぶりに元職場を訪れて、思い出話にふけこむ続き
3年前病に倒れ、重体に陥った先生
誰もが回復を祈ってました。
北は北海道から東北、南は沖縄と毎日仕事をこなしつつ休み無く全国飛び回っていた
大切な人や周りの人が突然の事故やケガで大出血をした時、医師が到着するまでの止血法や、突然の心停止の際の心肺蘇生などをその場にいる人に知っていて欲しいと。
「間に合わなかったを一つでも減らして医療に繋げたい。自分が死にかけて気づいたんだ。治すのは医者じゃなくて患者さんなんだって。医者ができるのはせいぜい止血したり薬打ったり縫合したりCPRするだけ。そこから先頑張ってこっちに戻ってきてくれるのは患者さんの力なんだ。だから僕たちはまず間に合わなきゃって思ったんだよ」
もう尊いとしか言いようがない
先生はキラキラした目でこれからやりたいことや夢を語った
「忙しいさを理由にやりたいこと後回しにして、目の前の仕事こなしてるだけの毎日で突然死んだらすごく後悔するって身をもって知ったから。多少無理してでも全部やりきって、充分やってやったぞーって少しでも爪痕残したい笑」
先生ならなんにでもなれるよ
不可能だと思われることもぜんぶ可能に変えてくんだから
絶対全ての夢を叶える
「そうそうもう後はいいことしかない」
2度あることは3度あるとしても先生ならまた死の淵から蘇るよ
そんな話をしてたらもう1時間が経っていた
うわぁぁ早く先生お昼に行ってもらわなきゃ
そう言って先生の部屋を後にして、懐かしの人々に会いに行った
全然変わってない研究の子とお茶してから一緒に色んな科回って懐かしの秘書さんたちにご挨拶して近況話したり
准教授にも挨拶しよーと部屋に行くと真っ暗
来たけどいないから帰るわ〜とだけ連絡して駅で買い物してると、