玄関


玄関の入り易さはとても大切です。


道路から、玄関の位置を分かり易いようにすること。
これは敷地の形状等いろいろ異なりますので、設計段階で、
慎重に決めなければなりません。
基本的なことですが、大変重要です。


また、外から中の待合室の雰囲気等が、全く
分からなかったりすると、中々入りづらいものです。
かといって、銀行や近頃流行の美容室のように、
外から中が丸見えというのも、問題です。
「外から見ると、なんとなく待合室の雰囲気が分かる」
という位の開放感があるくらいが良いかと思います。


玄関の扉は、当然自動ドアが基本です。
さらに、自動ドアを二重にして、その間を風除室とします。
風除室とは、外からの風を直接内部に入れないようにする為の
ものです。
スペースが狭いと、本来の意味を持たないもの
もありますが、その場合でも、外から扉一枚で待合室と
いうよりは、緩衝スペースを設けるという意味でも、必要
なスペースです。

 

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会計

会計は、受付カウンターの延長部分(同一カウンター)で行う形が一般的です。


受付、会計としっかり分けて計画し、レジや、レセコン、プリンターなどの配置を

 

あらかじめ想定して設計します。

 


また、退院時の会計など大きな金額を扱う場合も多いので、待合の患者さんから、

 

直接手元が見えないように工夫をしたり、患者さんや家族が落着いて会計できるスペースが、

 

確保できるとより良いと思います。

 


電子マネーやクレジットカード支払いは、手数料などの問題はありますが、導入を前提考えたほうが良いと思います。

 

扱う金額も大きくなりますので、セキュリティー対策もしっかり行うべきです。


受付-診察-会計の一連の流れを十分把握し、機能性をしっかり検討して上で、

 

意匠上のバランスをとりながら、デザインすることが、もっとも重要だとおもいます。

 

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受付2



患者が受付カウンターの前に立った時に、カウンター内での事務作業が

 

丸見えにならないようにする工夫も重要です。

受付での作業を最小限にし、別室を設け作業はそこで行うようにすれば

 

良いと思われるかもしれませんが、作業効率やスペース等の問題がありますので、

 

カウンター高さや形状、視覚的な工夫を行い、患者さんから見た受付周りは

 

すっきりとさせ、かつ、スタッフの作業も機能的になるような、デザインをしなければなりません。

 

 

また、個人情報保護の点からも十分気を付けなければなりません。

 

また、電子カルテを利用している場合は、パソコン画面が患者さんから直接見える様な位置ならないように

 

あらかじめ設置位置を検討しておく必要があります。

 

また、プリンターを含めパソコン台数をしっかり把握し、カウンターの

 

大きさおよび形状を決めていく必要があります。



紙カルテを使用している場合は、患者さんから直接カルテ棚が

 

見えないような工夫があればよいですね。

 

受付をして、すぐ後ろにカルテがあると、とても便利だとは思いますが、

 

やはり、イメージを大切にすべき部分だと思いますので、

 

作業動線の良い場所で、患者さん側からは見えないところに、

 

置いたほうが良いと思います。


作業の面倒さは、さほど変わらないと思います。

 


この他にも、スキャナー、コピー機、FAXなど必要な事務機器多くありますので、

 

これらの置き場の想定して設計をすすめなければなりません。

 

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受付1

受付はクリニックの顔になる部分で、大変重要です。

 

受付でクリニックの印象がほとんど決まってしまう、と言っても言い過ぎではありません。

 

 

受付はオープンタイプとクローズタイプとがありますが、


基本的には開放感のあるオープンタイプとした方が良いと思います。

 

ホテルのフロントのような、おしゃれで洗練されたイメージが良いでしょう。

昔の小さな受付窓口があるような受付は、絶対に避けたいところです。

 

しかしイメージばかりを優先するのではなく、外部からの人の出入りが把握できること、

 

待合の患者さんの様子がわかることや、カルテなど重要な個人情報が置かれている場所なので、

 

セキュリティー対策もしっかり行うこと等、機能上必要なことは全て満たされなければなりません。



診察室、受付、事務スペース、薬局など、つながりが重要な部屋がありますので、配置には、十分に検討すべきです。

 

特に紙カルテの場合、診察室との動線上のつながりが大切ですので、注意しなければなりません。

カルテの受け渡しで、患者さんと職員の動線が交わるような形は問題外です。

 

 

電子カルテの場合は、カルテの物理的な受け渡しが無くなるので、

 

診察室と受付・事務が離れていても構わないと思われるかもしれませんが、

 

ドクターが受付に指示を出す場合などがあると思いますので、つながりを持たせておいたほうが、良いと思われます。

診察室

 

クリニックの経営方針、診察方針によっても変りますが、

分娩をメインにする場合、診察室は少なくとも、2つは欲しいと思います。

予算や面積に余裕がある場合は3つあるとよいですね。

すべての診察室をドクター診察を行う場合や、1つはドクター診察、

もうひとつは、助産師外来や栄養士外来を行う場合等にも対応できます。

 


診察室の間の壁は天井までふさがったものとし、隣の声が聞こえにくいような配慮が必要です。

また、診察室にスピーカーを取り付け、小さな音で音楽を流すと、患者さんの緊張も和らぎ、

隣の声もあまり気にならなくなります。

また、スタッフ通路側も壁と扉で区切ると完全個室になり、よりプライバシーが保てますが、

看護師などスタッフの配置や全体面積の関係もありますので、十分な検討が必要です。

 

 


また、おなかのエコーは診察室にベッドを置いて同じ部屋で行う形が多いですが、

エコー室を別に設けて、ドクターが部屋を移って検査したり、技師さんに検査を依頼するなどして、

患者さんの着替え等の時間を短縮し、合理的に多くの患者さんを診察できるようにして、

患者さんの待ち時間を短縮する方法もあります。

 

 

診察室、エコー室の大きさは、患者さんが入る扉や壁の位置、職員の同線、

診察机、処置ベッド、検査機器の設置位置や方向などによって変化し、

4Dエコーのように、機器自体が大きいものもありますので、注意が必要です。

最も重要な部分ですので、診察室内のレイアウトを検討しながら慎重に大きさを決める必要があります。

 


また、不妊治療を行う場合は、お産の患者さんと不妊治療の患者さんの待合が、同じにならないように、

不妊治療用の診察室が欲しいところです。

やはり、患者さんの心理的な負担を少しでも、減らしたいですね。


医療環境デザイン研究所

分娩を行うクリニック(19床以下)の産婦人科の設計について、

設計時の注意点を書いていきたいと思います。

 

産婦人科は診察室など外来機能のほか

分娩室、手術室、新生児室、授乳室、沐浴室、食堂、厨房等様々な

機能があり、病室とそれらが複雑に関係してきますので、大変難

しい施設です。

 

医療施設としての機能性はもちろんのこと、患者さんが出産後、

ゆったりと過ごせ、快適な居住性を持ち合わせていなければなりません。

 

 

 

産婦人科は、高度な医療施設としての面と、ホテルの様な、快適な

居住性をあわせ持つ施設施設であるべきと考えます。

 

敷地、予算、法律など様々な制約事項があるなかで、それらといかに

折り合いを付けながら、

「患者さんにとって、より良い産婦人科とはなにか」

という事を常に考えながら、設計を進めていかなければならないと

考えています。

 

医療環境デザイン研究所

クリニック開業を思い立ったら最初に読む本

久しぶりの更新です

産婦人科の設計について書いてきましたが10年以上が経ち、情報も古い部分が増えてきているので、

改めて分娩を行う産婦人科のクリニック(19床以下)設計について、どんな点に注意すればよいか

どのように考えれば良いかなど、書いていきたいと思います。

前に投稿した記事を随時更新していきます。