ステージの上から見た景色は
そんなに高くなくて
そしてものすごく
楽しかった。



大きな舞台の上に立って
キラキラするのが夢だった。


あの上にはなにがあるのか
私はそれが見てみたかった。



準備は1ヶ月
体重は目標通りにならなかったw

怖くなって不安で
衣装を着こなせるか恐怖で
やめたくなったりもした。

綺麗なひとしかいないチームで
なんで選ばれたんだろうって
比較ばっかりしたし
本番もみんな綺麗すぎて
嫉妬もしてしまった。


でも、私は自分の衣装がすごく嬉しくて
メイクも、ヘアメイクも
ものすごくふわふわしてかわいくて
プロって凄いなって思った。


いま持っている自分自身を
生かせるのは
私しかいない。

プロのモデルではない
プロレベルの可愛さも持ってない
スタイルも歩き方も
何も持ってない
でも


この私を生かせるのは
私しかいない。



ステージのランウェイはみんなで歩けば短かった
30分はあっという間だし
ポージングも止まってることさえできてないw

でもね

楽しくて笑いが止まらなかったことだけは
覚えている

この感覚は
夢のようにキラキラして
ときめきが止まらなかった。




夢の場所にやっとたどり着いたよ。

ずーっと立ちたかった場所だよ。

来てみれば大したことなくて
でもものすごい大きな大きな夢だった場所


幕張メッセの大舞台。


何もしなくても
何の理由がなくても
何も頑張らなくても
何もできなくても
何も持ってなくても

ここへ来れたよ。
ここに上れたよ。

たのしかった。


ほんとにもうそれだけ。