育てていたペットのようなものたちが
自立しはじめて

枠で囲ってしまうと
拡大を阻止してしまうから

はやく手放してしまいたかった。


とても重かったから。


私は他人というものに
ほんとうに興味がない。

だからあえて
「好きだよ!」というアピールをして
興味があるふりをしている。
これは演技なのだと思う。


最近のダラダラした付き合いに
飽きていて
楽しい反面疲れがたまっていた。


てなわけで、
新メンバーの追加とともに

グループ内でいざこざが起き

それをどうにかまとめようとした
副リーダーみたいな子がいたけれど


ごめん、もう要らないんだ

私は手放すことを決めた。




私をリーダーとしてグループが作られて
勝手に集まってくれたひとたちだったけど
すごく魅力的な子が一人いた。

その子がLINEやらなにやらで
集めてくれたんだけども

その子は、
私と似ている魂を
持っていて

同じような境遇で
同じような経験をして
たぶん同じような結果になった

初めて出会う鏡のような存在だった。





私がただ好きで配信をしていて
200分続けた深夜3時に100人集まる配信で

たくさんのひとが課金して延長させてくれたりした。

そのありがたい時間と仲間たちに本当に感謝しているし、私は常に楽しかったからそれでよかった。

でも、
問題はちょこちょこ起きるもので

副リーダーがなぜか競い始める
数字やなにやらに執着して
なんだか人気者になりたがっているように見えた。

本当に一番はやく出て行って欲しかったのは
彼のことなのだ。
私の枠の中にいて欲しくなかった。
なぜって

「根本的にあなたのやってることは私と違うから」


主旨が異なっていた。
私は別に数字で何かを評価したりしない。
誰とも競うつもりもないし
誰かからの評価もいらない。

めんどくさい。


楽しいことだけに特化して
みんなをボルテックスに巻き込めればいいの。

他のことはまじで何も興味ない。


そして第二に
新たなメンバーが入ったこと。
この子は課金をしてくれた子で
メンバーに入りたいですと言ってくれたんだけど

みんながすごく彼のことを慕っているから
まあ好きにしたら?って入れたひとなのだけど

もう自立してるし
なんで入ったの?

っていうのが本心

仲間をつけて
力にしようとしているのが
目に見えていたから


「どうせその程度」と思っている。



わたしは、
自分ひとりで
頑張って成果を出すひとを
尊敬している。

もちろん、他人の力を借りることもいいけど


結局どんなきっかけがあっても
最初に得た私の恩よりも

グループの中の力の強い
副リーダー(男)に媚を売る。
人間というものはそんなものだと思う。
そしてそういう空っぽには何の期待もないのだ。


で、たぶん何も問題がない他のメンバーたち。
たのしくわちゃわちゃしている学生たち。


なんかね
ああ、もうやめたいな
って思ってたんです。


そしたらグッドタイミングで問題が起きて

私に似ている子が
LINEから抜けました。

で、
やばいなとモヤモヤしたのですが

実は心の底で
ほっとしたんです。

結局その彼と話し合うことになって
穏便に済ませようとした副リーダーと
これを解散させると言った私と
抜けるといった彼とで話し合いをして


私の本性を見せることになりましたが

よく「最低だな引くわ」と言われる私の本性を
見せて

副リーダーには幻滅されましたが

その彼とは意気投合することができました。


さてさて
人からガッカリされるのは
とても悲しいことなのですが

本当の自分を曝け出すのは
とても気持ちが良いことなのだと知りました。

本音で人を褒めてはいますが(だって自分だもん)
配信の私はありのままではなかったようです。

彼と話していて
なんかほっとするというか
最初はたぶん馬鹿にされてるだろうとか
見下してないかなとか
私が人に対してやっていたことを思ったのですが

彼にどうにかして
「まっすぐに」見てほしい
というふうに思った感覚を思い出しました。

彼はとても才能を持った天才です。
で、才があるからこそ、他人を見下します。
周りに自分より優秀なひとがいないから、期待して裏切られる現実を見てきたからなのです。
そして自己保身が強く、失敗ができない完璧主義。
誰かのために生きようともします。
人を信じられないのは、裏切られる可能性を知っているからで、本当はとっても人を愛したいし許したい人なのです。


なぜそんなにわかるかって
私と似ていたからです。


だから
「chiyaさんが、予想外の返信をしてきて計算が狂った」というようなことを言ってました。

私は君と似ているから
たぶん一般人と同じような一筋縄ではいかないのだよ。


そして他の誰でもなく
君のいなくなった私のグループに
価値などまったくないのだよ。


これは君が作ったグループなのだから
私を置いて逃げるなんて
許さないのだよwww


結果、それで手放すことができて
まあこれからゆっくり手放すんだけど

私がいいね!すごいね!うまいね!好きだよ!

と褒めてたところの
80%は
ちょっぴり大袈裟に盛った

演技なのだよ。


思い込みで世界が変えられるから
わざと言ったに過ぎないのだよ。


そして真に受けて信じた純粋なものが
しっかりこの2週間で成果を出してくれたのだよ。


ほんとは
全然うまいと思っていません。

綺麗に喋れたってまったく感情ないし
台本の読み込みはあますぎだし
歌なんて音に合わせて歌ってるだけだし
音割れちゃってるし

なんかみんなほんとに表現したいの?
聴かせたいの?みたいな気分になります。


アマチュアだから、
まあわかるけども。


だから別に執着する必要もないし
私の枠にいて欲しいわけでもないし


わざわざ私のところに来てもらわなくていい
ということは
何度も言いました。



なんだか、

鏡の彼と話してから

ひとりぼっちではなかった
と思えて

すごい安心しています。


もちろん、寂しかったわけではないのだけど

たぶん、もう私と同じようなことを考えてる人なんていないんだろうなと失望していたのでしょう。


いまは、安心しています。とても。