きっとうまくいく
ALL is WELL

というインドの映画を観ました。

3年前に付き合ってた映画好きの元彼くんが
私に見せたいと言っていた映画でした。

過去、彼からの数多くのアプローチに
より付き合った人ですが、
お互い自己啓発が好きな者同士で
映画や書籍や、まあ好みが似合うものでした。

それでデートのときは
ほとんど映画の話か、
彼の好きな村上春樹の話でした。
(喋り方もメールも文調が春樹でした。)

 


まあ、それは置いといて。

彼と観た映画の主人公(ヒーロー)は、
全部、彼にそっくりなんです。

きみに読む物語、ララランドの
ライアン・ゴズリングとかは特に似てる。
顔だけでなくどちらの役も彼に似てる。
まあとにかく変わってて、変で、異質な存在でした。(悪口じゃないよw)


映画の主人公ってなんか変なひと多いけど
あれは私が好き好んで選んでるのかしら。


今回の映画でも、
やはり、ランチャーという
異質な存在が出てきて
それが、彼にそっくりなんです。
顔も似てるし
性格もなんか似てる。


なんでこんな似てるんだ?


しかも、やっぱりいい作品でした。
何度も感動で泣かされるし、
とにかく常識を覆す、
すごくかっこいい人でした。


この映画、すごく面白くて。
内容を伝えるとネタバレになってしまうのですが、ランチャーはとにかく愛に気づいてる人なのです。この世の仕組みを知っていて、気づいてない人々に愛を伝える人なのです。


本来のキミの好きなことをして生きていいんだよ。
ということをすごく優しく
教えてくれるのです。



そして気づいたのです。
元彼は、
愛に気づいてた人なんだと

彼と居た時、
私は知らなかったのです。
私の夢を応援してくれる
すごく良い人だったのに、
私は愛をくれる彼を粗末に扱っていたし
利用していたくらいです。
用が済んだら別れましょ、って感じで
私はほんとクソ女でした。ごめんなさい。


当時、不倫相手に本気になって
彼を振ったとき、
占い師に言われた言葉を思い出しました。

「この彼と別れてよかったわよ。彼は、あなたといない方が成功するから。」


ああ、なるほど。
そういうことか。そういうことだ!
私にとっても、彼にとっても
良かった意味がわかった。

私は彼のエネルギーを奪ってたんだ。


そして、あの映画を観るタイミングが
あのときじゃなくてよかった。
もし、あのとき観ていても
私に愛が見つけられるかわからないもの。


なぜ、私に見せたいのか。
なぜ、映画のヒーローが彼に似ているのか。

愛に気づかせるためだ。

愛に気づいてる人だから
だから全部彼に似てるように
見えるんだ。

なるほどなぁ、と。


ちなみに、
私が元々好きな映画だった
きみに読む物語で、
ライアン(ノア)が言うセリフが
すごく好きで、

愛する女性に、
親の気に入っている金持ちの婚約者と、
長年思い続けていた初恋のノアとの二択で

どっちを選ぶんだ?と迫るシーンで

「きみはどうしたい?」という台詞。

「親のことは考えるな、きみはどうしたい?どうしたいんだ?!」

という台詞!!!


あれはもう
胸が打たれる。撃たれる。
あれは私に言ってくれるメッセージだと思って受け取っているw
ちなみにあの台詞、ライアンのアドリブらしい。


私はあの映画の肝が
「きみはどうしたい?!」だと思うから
あれをアドリブで言葉にした彼は
素晴らしいと思う。




ずっと、
こんな素敵な物語は夢物語で
本や映画の中だけだと思ってきた。
だから夢見たらいけないと思った。

だって、私の初恋は
12年片思いをしても
気持ちが届かなかったから。


でもね
夢を叶えるレベルで
恋も叶うんだなって
最近思えるようになってきて


なんで伝えもしないで諦めたんやろ?
なんで勝手に無理だと思い込んでたんやろ?
って思うようになってきた。

夢には全精力あげて取り組むくせに
恋愛には臆病だった。

恋愛成就を願ったりすることは
初恋以来、一切無かった。

ひとの気持ちは動かせないと思った。
頑張っても無駄だと思った。
初恋は叶わないものだと言われた。
まだ諦めないの?って言われた。


なんで、
好きでいたらいけないの??


サクラはサスケを想い続けてるのに
ヒナタはナルトを想い続けているのに
メジャーの清水だって、本田のことずっと
片思いし続けていたのに

漫画の片思いは実るのに。成就するのに。


なんで私のは叶わないの?



ほんとに叶わないの??

伝えたら未来は変わってたの?

私はこんなに無駄な恋愛ごっこを
しないで済んだんじゃないの?

だってまだ、初恋の人のことが
世界で一番好きなんじゃないの?


とかね。思ったりして。



まあ、たぶん、映画好きの元彼くんと出逢ったことも、また運命といいますか。

遠回りをしながらこうやって
気づくことが私のミッションなのかも
しれないしね。


元彼くんにはもう会わないけど
幸せになってくれることを祈っています。

あーほんと、
まじで傷つけてごめんな!
私のこと忘れててくれよ!
ちゃんと幸せになれよ!!って思うよ。




きみはどうしたい?

選ぶのが怖かった。
選ばれないことを受け入れるのが怖かった。

大好きな人に、
好きじゃないと言われたら
心が壊れてしまうと思った。

だから、好きじゃない人と付き合ってきた。
たとえ傷つけられても、傷つけても、
本気じゃなければ苦しまないで済むと思ったからだ。だから、本気になってる人を見るたびに

「ほらね、バカじゃないの。本気になった方が負けなの。そうやって泣くことになるの。」

って見下してきた。

で、私はその度に
罪悪感から逃れるために
嘘の演技で泣いて
「本当に好きだった」フリをした。

不思議と、自分で認知し始めたら、前から意識的に演技をしてきたことを理解するもので。前は無意識下でこんな悪いことをやってたのだ。自分から別れを切り出す時の、腹の下のもやもやと、頭上のカメラ(私の頭の中で、演技するときにカメラが現れて撮影が始まる)の正体がわかった。

別れた直後からすっかり忘れて
罪悪感ごと思い出まるごと捨てた。


どうせ、良い子の私が好きなんでしょ?
親と同じ、優等生の私しか見てないでしょ?

都合が良くて、いつもニコニコして、社会的にも信頼を得ていて、高学歴で良い職歴をもつ自慢にもなる私が好きでしょう?

っていつも思ってた。
相手のことをバカにしてた。


本当の私を知ってる初恋の人だったら、
私のダメなところを幼い頃から知ってくれてるから、私に対してとってもくだけた感じだった。

優等生は基本 からかわれたりしないのね。
たとえ私が悪くても皆、私の味方してくれるのね。私が喋るとみんな黙って聞いてくれて、同意してくれるのね。

だけど、彼は特別で
いつも私を優等生扱いしない。
からかうし、意地悪なこともわざと言うし、ちょっかいを出されたりする。
私は、それが、すごくすごく嬉しかった。

本当の私を知ってるよ!って
言ってくれてるみたいで温かくなった。

だから、私はその人が好きだった。




夢を叶える時は
自分の力を信じられるけど

恋を叶えるのは、
この世で一番難しいと思う
私が躓いた問題だからかな。


誰かの一番になることはできても

好きな人の一番になることは
私にとって一番難しいことだ

でも、いま言えるのは

世界一好きになったひとが
私を好きになったら
それ以上の幸せなんて
もう無いとおもう。


ほんとに、そう思う。

だから、妥協しない。
私は 絶対に その最高を手にしたい。



私は選ぶ。
これを、覚悟を決めるっていうのかな。

傷ついてももう逃げない。

私が私を好きであれば
もし嫌われても、以前より心は壊れない。


もし文句を言うのなら、
私の人生のシナリオで
最初に出会う重要な登場人物ではなくて

もっと後の方で出会うキャラクター設定にしてくれたらよかったのに。
そしたらこのタイミングで
気づけたかもしれないのになぁ。