いま、自分の欠点である
吃音と向き合っている。


そこでまた面白いメンタルブロックを見つけたので、今日はそれを紹介するよ!



うちの両親は、
どちらも愛の欠けた親に育てられ
無意識で親に憎しみを抱いている。

とくに父親は、己の母に憎しみがある。
愛されていないと言っているし
愛し方が下手だし
子供に関心がなく
会社では常に孤立し、敵を作る。


そんな父なので、
幼い頃からあまり子供と関わってない。
煩い!などで怒られるくらいで
実は私はあまり父のことを覚えていない。


私は、
小さい頃からやたら
母に怒られたり、
幼稚園の先生に怒鳴られ外に出されたりと
泣き声が大きかったばかりに
よく怒られて泣いていた気がする。
(悪戯したり虐めたりとか悪意ある行為は一切していない)


それでもって、
吃音が発症した理由を考えてたんだ。


モンスターという絵本で
名前のない怪物という物語があって

「ぼくを見て、ぼくを見て。
ぼくの中の怪物がこんなに大きくなったよ」
というセリフがあるんだけど

先日あれを見て、
急に思い出したんだよね。


これだ、と。

私を見て!
私を見て!
私を見て!!!!!!

いつも目立ちたがりの自分の性格。
大人しくて静かで、消極的なはずの私は

テストでいつもいい点を取ってたし
リレーの選手に選ばれたこともあるし
卒業式のピアノに立候補して演奏するし
美術の作品や書道の作品は選ばれるし

世に言う優等生
一生懸命やってたわけです。
好きで、やってたわけです。

私を見て

私を見て

こんなに頑張ってるの
私を褒めて
認めて
愛して

おねがい
はやくこっちを見て

どうして愛してくれないの?

私は、私の頑張りを見てくれない親に
ずっと猛烈にアピールをしてたのに

親はガン無視してた

親は、勉強の出来の悪い妹を叱りつけ

頑張ってる私のことは放置。
手間がかからない良い子は放置される。


それからも
私を見てほしい努力は続いて

それは
親からの注目を得るために必死になり

悪い方向へと加速する。


やりたくなくなった部活を辞めてやろう

希望校行けなかった腹いせに
成績落として失望させてやろう

今まで必死に努力で補っていた
自分の無力さを見せつけて
私は弱いものなのだと知らせよう

本当は全然、勉強なんか得意じゃない
ピアノも下手だし
脚も遅いし喘息で体脆いし

構って、構って、構って。

でも、気づいてもらえない。


そうして、私が出来ないことを知った
両親は、私に失望した。


私が自由にすればするほどに
私のことを嫌うような素振りをして

私は一層、
両親への憎しみでいっぱいになった。


どうして認めてくれないの
ただ、そのままを愛してくれたらよかった

そのままの私でいいよって
言ってくれればそれでよかったのに

どうしていつも
私のことを見てくれないの
どうして
どうして


私がやっと親に褒められたのは
好きでもないメガバンクに入社したとき

ああ、もう、嫌だな

死んでしまいたいな

と、思って
本当に、自殺しかけるほど
心を病んで鬱病になって

なにも、なにも出来なくなってしまった。


あのときも
誰も私の苦しみに寄り添うことなく
泣き叫んでも
理解してもらえず
耐えられなくなった私は
「おまえらは他人だ。愛がない」
と両親に酷い言葉をぶつけた



私が声優になっても


私が、やることなすこと
親は興味を持たなかった

歌がうまいことを気づいてもらえたのは
ここ2、3年前の話

声が良いと気づいてもらえたのも

私の存在が、
大切だと思われるようになったのも

親が、私のことを
見てくれるようになったのは
ここ2、3年の話

それまで

私はずっと
馬鹿みたいに
必死になって

私を見て、私を見て
って
頑張ってきたわけです。


緊張しいなんですほんとは
誰よりドキドキするのが怖くて
目立つことなんて好きなわけでもないのです



このまえ、吃音の男の子を見て
お母さんが、吃音の子の話
全然聞いてなくて
一生懸命どもりながら喋ってるのに
お母さん全然聞いてなくて


吃音ってもしかしたら

お母さんやお父さんに
無視されることから始まるのかもしれない

お母さんやお父さんに
気づいて!本当は傷ついてるの!
助けて!
って伝えてるのかもしれない




私は、やっと
自分がどうしてこんなに
目立ちたがり屋なのか
よくわかりました。

今日、声優オーディション行って
久々に緊張して気づきました。

私ってどうしてこんなに
怖くてドキドキしながら
やりたいって思うんだろう?

その答えは
見てほしかったから

私が、視界に映れば
私の存在が、テレビやネットや業界で
有名になれば
両親が
嫌でも私を無視できなくなると
そう思ったからだ。


私は、それを今でも
頑張ってやってるわけだから

健気でなんて可愛い人間なんだろう。

それでもまだ、愛されようと
努力し続けるなんて

まだ、親を信じて
愛し続けてる

なんて馬鹿で、優しい魂なんだろう。


愛されたかった

認めてほしかった

頑張ったねって
褒めてほしかった

なんか、それだけ。

それだけらしい。

解決したら、ちょっと泣けて
それで笑えた。


無関心が一番傷つくの。

私が怖れていたのは
両親に無視される
自分の存在意義だった。

吃音の根元を辿ったら
こんな本音が出てきちゃうなんて
昔の私だったら怖くて触れなかったところ
私には核心はわからないし
本当のところはどうかもわからない


けれど、
またひとつ自分を知れた気がする。

知ると、また好きになれるね。

私が好きになった人は
いつも
頑張ってる私を
理解してくれる人だった。

私を
見つけてくれて
ありがとう。


※吃音に、虐待や精神的な愛の不足など
必ずといった理由はありません。
あくまで私の見解ですので、誤解なさらぬようお願いします。