昨日、通勤の帰りに財布をすられました。
正確にいうと、盗難ではなく紛失(落とした)という可能性もあるのだけれど、自分の王道を振り返ってそれはないと思う。
昨日は山手線と中央線を利用したのですが、どちらもすごい混雑で、ホームにも人が溢れていたので悲しいけれど、盗難の可能性が高いと判断しています。
もちろんカード関係は気づいてすぐに止めましたし、不幸中の幸いで現金もたいして入っていなく(あ、いつもか、笑)、財布本体もいつ捨ててもいいような古いものを使っていたので、被害は最小限ですみました。
いずれにしてもそれは私の不注意が原因なので、今さらどうこういう話ではありません。
それ以上に考えたのは、待ち合わせしていた彼とのこと。
昨日の状況をおさらいしてみると・・・
①待ち合わせた駅で財布の盗難(ということにします)に気づく。彼からお金を借りる。
②一緒に駅員さんに相談。
③その後一緒に警察に行く。私が事情を説明する。
④彼はジムに行く予定だったので、とりあえず予定通りジムに行ってもらうよう伝える。彼は1人で食事をしてジムへ。
⑤諸々手続きを行っている間も、彼から何度も電話。
⑥結局食事をして、駅にもどってくる彼。一緒に最後の手続きを行う。
⑦手続き終了後、私は家へ帰る。彼はジムへ。
⑧乗る電車が別々のため、駅改札で分かれるが、ホームまで追っかけてきてくれて、バイバイして電車に乗る。
⑨電車の中で、メール。彼から「危機管理能力がない」「自分を守れるのは自分という意識をもっとしっかり持って」というようなキツイおしかりのメールがくる。
いやー、正直、彼の対応がショックだったんです。
「私は警察でまだ時間がかかるし、駅でもしないといけないことがあるから、ジム行っていいよ」
って言ったものの、本当に行ってしまったことがまずショック(苦笑)。
さらに、メールでもかなり厳しく言われてしまい・・・。
そんな彼の対応にショックで、しかもイラッっときて、危うく、
「なんでそんな言い方しかしてくれないのー!?もっと優しさもみせてよっっ!!!」
って言いそうになったけど(笑)。
でもね。
よくよく考えたら彼の言うとおりなんです。
私がもっと用心深く、危機管理をしっかりとしていれば起きなかったことだと思う。
そして、そりゃあ、三十路になったって女子だから、「お前はオレが守ってやる!」とか言って欲しいけど、でも現実は自分ひとりでどうにかすることも沢山あって、そこで起こることは全て自己責任なんだもんね。
しかも彼は結局戻ってきてくれて、色々助けてくれたし、何よりその存在が有難かった。
今までの私は、男の人に優しいことを言ってもらいたい、守って欲しい、って保護してもらいたい欲ばっかりだった。
対して彼は、あまり甘やかしてくれるわけでもないし、時にはズバッっと切り込んでくるけど・・・。
でもこれから例えば長い間一緒にいる相手だとしたら、時に叱咤して、時に注意し合って生きていかないといけないよね。
そう思うと、恋人とのあり方が少し意識改革された気がしました。