セカンドオピニオン | わんにゃん徒然ブログ

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動物病院で愛玩動物看護師として働く中で出会ったワンニャンの事や、スタッフとしての気持ちなど徒然なるままに書いていきます。

日々忙しくて(仕事より家庭が)パソコンを触る暇がなく放置していました。

毎日更新されている方、本当に尊敬です。

 

さて、今回はセカンドオピニオンについて徒然と。

セカンドオピニオン、私は大賛成です。

だって人間の病院でも合う病院って見つけるに時間かかりますよね。

 

先日も別の病院で皮膚にできた腫瘍のセカンドオピニオンの為に初来院した方がこられました。

結果的に乳頭腫だったので、積極的な治療はせず定期的に大きさなど様子見ていきましょうという感じで帰って行かれたのですが、とても満足されて帰られました。

実は元の病院でも「様子見ていきましょう」と言われていたそうです。

ではなぜ当院に来たのかというと、『様子見で大丈夫』と検査もされずに言われたからだそうです。

 

獣医師から見たら、ぱっと見で悪い物では無さそうと判断できたからそう伝えたのでしょうが、きちんとした説明も無く様子見でと言われて飼い主さんは不安が残ったという事でした。

 

当院では、そんな気持ちを問診で汲み取ったので、きちんと院内での細胞診をし、結果を説明し納得してもらうことができました。

 

この一件で私が思ったのは、『飼い主が納得しているのか、不安に思っていることはないかを再度確認することを蔑ろにしてはいけないな』です。

 

通常診察が終わり、会計時などに何か質問や心配なことはありませんか?とお声かけする様にしているのですが、その際にこの飼い主様が不安に思ていることを汲み取る事ができれば、再度獣医師からの詳しい説明や追加検査などのフォローができたかもしれません。

獣医師としては、おそらく大した物では無いから、追加の検査をすると費用もかさむからしなかったのでしょうが、その際の説明等が適当になっていたのでは無いかな?とも思いました。

 

飼い主さんと獣医師の信頼関係を維持する事や、相談をしやすい雰囲気作りも愛玩動物看護師として気をつけて行かないとなと改めて考えさせられる出来事でした。

 

 

最後にセカンドオピニオン時に飼い主様にして欲しいことを書きます。

・内服している、していた薬があれば持参か内容を教えて欲しい。

(いつからいつまで飲んで状態はどうだったのか分かると助かります)

 

・症状が出てからの検査結果や、定期的な検診結果などが分かるものがあれば見せて頂きたい。

(現在までの経過や、不必要な検査をしなくて済む可能性があります。)

 

・飼い主医様が以前の病院で感じた不満や疑問は伝えて欲しい。

(例えば、検査も殆どされずに診断された事が不満なら今回はきちんと検査をするでしょうし、丁寧な

説明をして欲しいという事なら獣医師もより分かりやすく説明すると思います。)

 

・通っていた病院の名前は遠慮せず教えて欲しい。

(獣医師それぞれ得意分野や治療方針が違います。獣医師同士ある程度はその先生が得意な事などの情報を持っていたりするので、なぜその治療をしていたのかなどが把握できる場合もあります。)

 

もちろん、セカンドオピニオンは有無を言わさず必要な検査は全検査しますという病院もあります。

 

皆さんが納得できる病院に出会えることを願っています。

 

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お盆休み、どう過ごしていますか?

私は夏風邪でダウンしています。皆さんも台風や熱中症、夏風邪などに気をつけて8月を乗り切りましょうね!!!