久しぶりにちょっといい話です
【運動会】
メルマガ「100人の1歩」より
ネットにあったお話でそうです。
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僕の5才上の兄は障害者。
小児マヒで右足が不自由だったから、僕が6才になるまで兄は養護施設にいた。
僕が幼稚園の年長の時、兄は家に戻り、普通に小学校に通い始めた。
運動会の日、母と応援に学校へ行った。
兄の学年の徒競走が始まったが、兄は自分の席に座り参加しなかった。
僕は兄が走らない理由がわからず、なぜ走らないか母に聞いた。
笑っているだけで答えてくれなかった。
翌年小学校に入学した僕は、また運動会の日を迎えた。
そしてプログラムは進行し、6年生の兄の学年の徒競走が始まった。
兄は見学席にはいなかった。
スタートラインに先生の肩につかまって立っていた。
兄はまだ足にギブスをしていたため、歩く姿は頼りなかった。
スタートの合図で一斉に走り出す6年生。
兄はゆっくりとした足取りで歩き出した。
いや一生懸命走っていた。
僕はそんな兄の姿を見てられなかった。
『かっこわるい』『恥ずかしい』
と正直思った。
でもその時、
グランド全体から拍手が起こった。
兄の走る姿にみんなが声援を送っている。
俺もみんなに合わせて拍手をした。
兄がゴールした瞬間
涙が溢れ出た。
かっこわるくて、恥ずかしいのは僕自身だった。
あとで聞いたのだが母が兄に
なぜ走らなかったのと弟が言っていたと話したと・・・
兄は僕のために走ってくれたのかな
照れ臭くて聞いたことはないがそれは胸の中にしまっておこう
運動会の時期になるといつも思い出す。
・・・━━━☆・
自分がイヤだと思っている事って
他人にはなんともないことが多い。
そして隠せているつもりでも
他人にはバレている(^_^)
人よりダメなとこがあっても
いいじゃん。
助けてもらっても
いいじゃん。
そのかわり
自分の得意なことで
助けてあげれば
いいじゃん。
みんなつながって
いるのだから。