GO!GO! GyaO
古瀬絵理
小出由華
リアルシスター
KIM SOUND STORY
タイトル : KIM SOUND STORY
配信サイト: Gyao!
時間 : 20分~35分
料金 : 無料
声の出演 : ブラザートム、西岡徳馬、廣田由佳
広告 : NEC
<概要>
『ザ・ベストハウス123』のアニメーションを手がけているイラストレーター木村タカヒロ氏のキャラクターを使ったアニメーション。一部実際の声優(役のタレント)の顔をそのままキャラクターしており、独特の世界が確立されている。
小さなレコード会社「キムサウンド」を舞台に展開される摩訶不思議な音楽業界立身出世物語。
<感想>
非常にオリジナリティ溢れた番組です。なんともいえない味わいを持った映像になっています。それぞれの登場人物もキャラ立ちしていて、まるでルパンⅢ世のようなチームワークが出来ています。
特に第2話以降登場するマミのキャラクターが強烈です。『あしたま』の濱田マリのような冷静な突っ込みを入れまくってます。おかげでヒロインであるはずのリンダの影が薄くなってしまいます。
あと、板尾創路が声を担当し、顔もそのまんまの警備員イツジが地味に良い味を出しています。
キャラクターの描写が独特ですので見る人を選んでしまうと思います。個人的にはヨーロッパのアニメが好きな人には違和感無く見ることが出来るのでは、と思います。このような作品は地上波では放送するのは深夜枠でも難しいと思いますが、それをインターネットで配信することは非常に意義があることだと思います。動画配信の『ロングテール』の証明になってくれれば、と思います。
作品尺が20分から35分とかなり開きがあるのがネット作品ならではですね。無理に時間合わせのシーンを入れたり、大事なシーンをカットすることなく表現欲のまま作品を作ってるからでしょうか。
スポンサーにNECのFOMA N902iXがついていますが、番組の途中で挿入される30秒CMが秀逸です。作品の舞台であるオフィスに毎回NECの担当の人がキャラクター化されて登場するのですが、ちょっとした寸劇として成立しています。テレビの世界でも問題になっているCM飛ばしへの一つの解決策ですね。
<評価>
★★★★☆
