DDT-動画配信サイトの番組批評-
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GO!GO! GyaO

タイトル:GO!GO! GyaO
配信サイト:GyaO!
出演:岡田斗司夫
    古瀬絵理
    小出由華
時間:60分(予定)
料金:無料



<概要>
別名『午後ギャオ』
毎週土曜日午後3時から生配信(≒生放送)している番組。
残念ながら先週の土曜日に、次回で打ち切りになる事が発表になってしまった。
生配信終了後は通常のVODコンテンツとして30分後とに区切られた番組を視聴できる。
主にインターネットで話題になっているテーマなどを追いかけるVTRとそれに対するスタジオのトークで構成されている。


<感想>
地上波のバラエティでも生放送というのは特番以外ではかなり珍しい事で分かるように、ゲスト無しの3人だけで
1時間以上回すのは非常に大変だと思います。やはりテレビ番組というより、見えるラジオみたいな感じになってしまいます。
ただ、リアルタイムでの視聴者とのやり取りやリアルタイムでWikipediaの編集を視聴者に依頼するなどネットの生番組
ならではのオリジナリティ溢れる企画は見ていて面白かった。低予算なのを開き直って、ウリにしてたけど、本当に低予算っぽいつくり。
2月頭の特番『夜ギャオ』で、ネットで話題沸騰の小田切まい(16歳、110cmIカップ、森山中大島似)のインタビューに成功したのはいろんな意味ですごいですね。
正直、クオリティが高いとはいえないけど、このような実験的な番組はぜひ続けていって欲しかったです。
後番組みたいなのがあるんでしょうか? 次回の最終回に期待です。




<採点>
★★★☆☆

リアルシスター

タイトル:リアルシスター#2
配信サイト:ミランカ
時間:16分(表記は30分)
出演 :濱口優、いとうあいこ、右手愛美、壁谷明音、愛須春伽
料金:無料
広告:なし

<概要>
よゐこ濱口主演のコメディタッチのファミリードラマ。ファッション雑誌『ピチレモン』のモデルが娘役で出演。
売れない芸人里見仁義の前に突然現れた5人の"娘"たち。その娘たちと繰り広げる騒動記。


<感想>
しかし、このサイトは操作性が驚異的に悪いですね。一々あげてたらキリが無いくらい粗があります。
あと操作性のレベルじゃないけど、番組を見ようとしてバナーをクリックしたらいきなり第2話が始まってしまいました。
第1話を見てない人もいるんだから、ワンクッションあってもいいんじゃないでしょうか。しかも第1話を自分で検索して見ようとしたら、『ライブ配信じゃないとご覧になれません』とのこと。わざわざ時間通りにパソコンの前に座って見てる人なんているんでしょうか? 何のための映像配信なんでしょうね。
ということで、第1話を見ずにいきなり第2話から見始めました。

で、中身は見ていて恥ずかしくなるほどの低予算ネットドラマ。設定も一昔前の萌えアニメでよくあった設定そのまま。
一体どうしてこういった作品が生まれるんでしょうか? 番組の中身よりそっちが気になります。
タレント事務所とのオトナの付き合いがあるんでしょうか。いくらコンテンツ不足に悩む動画配信サイトとは言え、このレベルの作品じゃ人を集められないのはすぐに分かるはずです。

あとよゐこの濱口の標準語が不慣れで気持ち悪いです。この程度で主役となるとかなり厳しいものがありますね。逆にこれを考えると宮迫の標準語はかなり頑張ってるんだな、ということが分かります。その宮迫もまだ地上波では主役は張れない。これが地上波のドラマとネット配信のドラマのレベルの違いなんでしょうね。

で、流し見してたらいきなり安っぽいアイドル歌謡が流れて、ん?と思ったら終わりでした。開始後15分。30分ということだったんですけどね。

<評価>
★☆☆☆☆

KIM SOUND STORY

タイトル : KIM SOUND STORY
配信サイト: Gyao!
時間   : 20分~35分
料金   : 無料
声の出演   : ブラザートム、西岡徳馬、廣田由佳
広告   : NEC

<概要>
『ザ・ベストハウス123』のアニメーションを手がけているイラストレーター木村タカヒロ氏のキャラクターを使ったアニメーション。一部実際の声優(役のタレント)の顔をそのままキャラクターしており、独特の世界が確立されている。

小さなレコード会社「キムサウンド」を舞台に展開される摩訶不思議な音楽業界立身出世物語。


<感想>
非常にオリジナリティ溢れた番組です。なんともいえない味わいを持った映像になっています。それぞれの登場人物もキャラ立ちしていて、まるでルパンⅢ世のようなチームワークが出来ています。

特に第2話以降登場するマミのキャラクターが強烈です。『あしたま』の濱田マリのような冷静な突っ込みを入れまくってます。おかげでヒロインであるはずのリンダの影が薄くなってしまいます。
あと、板尾創路が声を担当し、顔もそのまんまの警備員イツジが地味に良い味を出しています。


キャラクターの描写が独特ですので見る人を選んでしまうと思います。個人的にはヨーロッパのアニメが好きな人には違和感無く見ることが出来るのでは、と思います。このような作品は地上波では放送するのは深夜枠でも難しいと思いますが、それをインターネットで配信することは非常に意義があることだと思います。動画配信の『ロングテール』の証明になってくれれば、と思います。

作品尺が20分から35分とかなり開きがあるのがネット作品ならではですね。無理に時間合わせのシーンを入れたり、大事なシーンをカットすることなく表現欲のまま作品を作ってるからでしょうか。


スポンサーにNECのFOMA N902iXがついていますが、番組の途中で挿入される30秒CMが秀逸です。作品の舞台であるオフィスに毎回NECの担当の人がキャラクター化されて登場するのですが、ちょっとした寸劇として成立しています。テレビの世界でも問題になっているCM飛ばしへの一つの解決策ですね。


<評価>
★★★★☆