こんにちは!

 

今回は、ローズマリーの3回目、ハーブ療法の続きです。

 

 

 

 

前回はローズマリーの成分について書きました。

 

 

 

このような効果があるといわれているローズマリーですが、いつから使われてきたのでしょうか?


ローズマリーの歴史
歴史は古く、古代エジプトでは墓からローズマリーの枝が発見されています。

古代ギリシャでは神秘的なハーブとされ、記憶や思い出の象徴として、

お祝いや葬儀などでローズマリーをささげる習慣がありました。

 

    


シェークスピアの作品「ハムレット」にも、ローズマリーが登場します。
ヒロインのオフィーリアが、ローズマリーの小枝を
「自分を忘れないで」
という意味で、兄レアティーズに(ハムレットと間違えて)差し出す場面があります。

 

このように、記憶とは、願いや祈りとも結びついた、感情とともにある記憶のことのようです。


ローズマリーって、ローズ(バラ)と関係がある?

ローズマリーという名前の由来は、バラではありません。

「海のしずく」という意味です。


学名は「Salvia rosmarinus(ローズマリヌス、ローズマリナス)」です。

roseはしずく、marinusは海を意味します。

花の形から「海のしずく」をたとえたものだそうですよ。


ちなみにこの学名は、2017年に 「Rosmarinus officinalis」から 「Salvia rosmarinus」へ変更されました。

ローズマリーは「マンネンロウ属(officinalis)」とされてきましたが、

現在は「アキギリ属(Salvia)」とされているためです。

かつては花や葉の形態や構造で分類していましたが、

現在はDNA解析に基づくAPG分類体系が主となっており、このような変更がされました。