こんにちは!

就労継続支援B型事業所くりえいとのスタッフです。

くりえいとではハーブやアロマ、パワーストーンなどを扱っています。

今回はくりえいとで扱っているアロマについて解説していきたいと思います。

 

今回は、アロマの2回目。

 

前回はこちら

 

 

 

 

「スピリットとアロマテラピー<東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す>」を参考にしています。

 

精油は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹脂などの部位から抽出するものですが、

それぞれの植物や部位に適した方法があります。

 

 

 

【水蒸気蒸留法】

最も一般的に用いられるのは、

「水蒸気蒸留法」です。

原料の植物を蒸留釜に入れ、蒸気で蒸すと、香り成分が揮発します。

その香り成分を含む水蒸気から、水と精油を取り出す方法です。

上澄みの液体が精油となり、下部にできた蒸留水は水溶性の香り成分が溶け込んでいるため、フラワーウォーター、ハーブウォーターとして化粧水などに利用されます。

原料植物が熱と水にさらされるため、この方法が使えない植物もあります。

 

【圧搾法】

オレンジ、レモン、ベルガモット、マンダリンなど柑橘系の果皮から精油を抽出するときは「圧搾法」が取られます。

かつては手作業で絞っていましたが、現在ではローラーで圧搾し、遠心法で水分を分離させて作られます。

圧搾法は熱を使わないため、デリケートな成分を損なわずに取り出すことができますが、搾りかすなどの不純物が含まれたり、他の精油に比べ劣化しやすいのが特徴です。

 

 

【溶剤抽出法】

ローズやジャスミン、ベンゾインなどは「溶剤抽出法」が用いられることが一般的です。

石油エーテルやヘキサンなどの揮発性の有機溶剤に植物をいれ、溶剤に香り成分を溶かしだします。

植物を取り除き、溶剤を揮発させると、香り成分と、ワックスが含まれた半固形状のものが残ります。

これをコンクリートといいます。

このコンクリートからエチルアルコールで香り成分とワックスを分離し、エチルアルコールを揮発させて抽出します。

花やハーブからとれたものはアブソリュート、樹脂からとれたものはレジノイドといいます。

繊細な香りの植物に向いていますが、精油の中に微量の溶剤が残るため、肌が荒れる可能性もあります。

したがって、この抽出方法でとれたものは精油とは区別する向きもあります。

 


水蒸気蒸留法と比較して、溶剤抽出法は経済的なため、香水産業では一般的な抽出法なのだそうです。

この他、油脂吸着法、CO2蒸留法など様々な手法があります。

 


【精油を使用するときの注意点】

 

空気上に香りは広がっていきますので、空間を共有する人たちのことも、考えなければなりません。

最近、「香害」という言葉もよく使われるようになりました。

多くは、合成香料などに反応して体調の悪くなる人がいる、ということを指しますが、アレルギーは、『精油』であっても起きる可能性のあるものです。

例えば病院では香りの強いものは使わないでくださいなどと注意喚起しているところもありますね。


精油を扱う時にも、他人と共有する空間で精油を使う場合には、精油の成分を残さないように注意する必要があります。


くりえいとでは、精油、アロマの調合等の際は、細心の注意をはらって、こぼさないように、そして原液が手に着いたり他のものに着いて拡散していかないように注意してもらっています。