こんにちは!
今回は、ジャスミンの5回目。

ホメオパシー療法についてです。

ホメオパシーに使われるジャスミンは、白いコモンジャスミン(Jasminum officinale)の実のチンキから調製(調整ではなく、調製。注文に応じて作る、という意味)されるということです。
ひきつけ、嘔吐、昏睡といった破傷風の症状に処方されるとのこと!
ちょっとびっくりです。

これは、安易にホメオパシーに頼って病院受診しないことに対しての危機感を抱いてしまいますので、破傷風について、調べておきます。
厚生労働省のページです。

 

 


【破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。以前は新生児の発生もみられましたが、近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。
 主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の 障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。】

 

 


【医師は、(2)の臨床的特徴を有する者を診察した結果、症状や所見から、破傷風患者と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を7日以内に行わなければならない。】

届け出も必要な破傷風です。
安易にホメオパシーに頼ることは、危険ですね。
ただ、ジャスミンの実で作ったチンキから、さらに限りなく希釈していくホメオパシーについては、医師に相談したうえで、摂取しても良いと言われたなら、摂取しても良いのでは、と思います。
ただ、破傷風の症状の一つに、嚥下困難などもありますので、その症状がある場合は、実質無理ではないかと思います( ;∀;)

病院のないところで、破傷風を疑うような症状の出始めに、ホメオパシーをたまたま持参していた、という場合に摂取する?
そんな特殊な状態を想像してみましたが、ホメオパシー療法自体は、ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたものですので、ずいぶん昔に、実際に使われていた、ということかもしれません。


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様々な言葉は、どんな立場でどんな団体の学問体系によって使っているのかを確認してみなければ、違った意味で使っていることもあるので、言葉の定義については、これだけが正しいと思いこむことは、ちょっと誤解が生じる可能性もあるので要注意です。
  
それから、何度も繰り返し書いておきます。
「治療」など、「医療行為」と混同するような書き方をそのまま使ってお客様に「勧めて」しまうと、医師法違反になったり、薬機法違反になったりしますので、気を付けてくださいね。
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