トヨタ自動車株式会社が生産した四代目「カローラレビン」のカタログです。昭和58年5月、カローラのモデルチェンジに合わせてレビンも四代目へと変わりました。この際、カローラや姉妹車であるスプリンターはFF方式に移行しましたが、スポーツモデルであるレビンとトレノは先代と同じFR方式を踏襲したため、カローラシリーズとしては最後のFR車となっています。特にDOHCエンジンを搭載したAE86型はレースでも活躍し、現在も「ハチロク」の愛称で人気を博しています。カタログはA4より幅広の横24.6cm×縦29.7cmの30ページ、裏表紙の印刷から後期型へマイナーチェンジした後の昭和60年7月発行のようです。
2~3ページ「鮮烈のツインカム16と新世代の足ペガサスをひっさげて、またしてもレビンは進化をとげた。しかし高性能が発する言葉はどこまでも優しい。フロントエンジン・リヤドライブ――この熟成のメカニズムは乗る者の心の機微を知りぬいている。人とクルマのケレンのない対話、それがスポーツ。走りの腕を鳴らす男たちに捧げたい。」
4~5ページ・ボディタイプは2ドアと3ドアの2種類。こちらは3ドアハッチバッククーペの1600GT-APEX。
カタログの各ページは写真が光沢、黒い背景がツヤ消しとなった凝った印刷になっています。
6~7ページ・2ドアノッチバッククーペの1600GT-APEX
8~9ページ・3ドアの1600GTV
10~11ページ・SOHCエンジンを搭載した2ドアの1500SE。これまでレビンの名前はDOHCエンジン搭載車だけに用いられてきましたが、この四代目からはエンジンの種類に関係なく、クーペ系車種にはレビン(スプリンターの場合はトレノ)の名前が使われるようになっています。
12~13ページ・最上級グレードである1600GT-APEXの室内について
「いつからスポーツは、ただのファッションになりさがってしまったのだろう。クォリティにあふれたレビンのキャビン。名実ともにスポーティと呼ぶにふさわしい。」
14~15ページ・メーター周りについて
デジタルメーターはオプション
16~17ページ「ハイテクノロジーは魂を揺さぶる。」
17ページ・エンジンについて
18~19ページ「ハイテクノロジーはFRを進化させた。」
19ページ・車体や足回りについて
20~21ページ・女性仕様車である「カローラレビン・ライム」について
22ページ・各種装備について
23ページ・自動開閉フォグランプ、電動サンルーフ、オートエアコン、パーソナル無線などはオプション。
24ページ・3ドア車のグレード一覧
25ページ
26ページ・2ドア車のグレード一覧
27ページ
28ページ・主要装備一覧表
29ページ・主要諸元表
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裏表紙「このカタログの内容は昭和60年7月現在のもの」