日本電気株式会社の黒電話です。600形電話機は昭和37年に登場し、昭和46年にはカラーバリエーションが増えて象牙色や薄緑色も製造されました。「通話性能と経済性の上で完成された電話機」といわれ、今でも使用している所は多いかと思います。
 
日本電気株式会社 600-A1電話機
 
本体と送受話器をつなぐコードはストレートとカールの2種類があり、製造の新しい電話機はカールコードになっています。
 
送受話器の内部
 
底面の刻印から1970年(昭和45年)の製造のようです。
 
内部
 
回路にはプリント基板が使われています。
 
ダイヤル機構部
 
600-A1,600-A2電話機回路図
 
 
こちらは岩崎通信機株式会社の650形電話機です。600形とは内部の回路が異なるだけで外観は同じです。企業や旅館などで構内交換機に接続して使われました。
岩崎通信機株式会社 650-A1電話機
 
底面
 
内部
 
650-A1,650-A2電話機回路図
 
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2016/12/2 追記
本体と送受話器をつなぐコードがストレートの600形電話機です。
株式会社東芝 600A-1電話機(1968年製)