大宮さんのBLのお話しです。
ご注意をお願いします。
夏休みも半ばを過ぎ
相変わらず人でごった返すバイト先
文字通り汗水たらしながら働いている
同じ売店には同世代の女子も多く働いていて
初めの頃は鬱陶しいくらいに
アプローチされてたりもしてたけど
俺とか潤くんとかの
あまりの塩対応っぷりに
最近は興味が他へ逸れているようだった
そんな時、売店の前を
大野さんと翔さんが通りかかった
売店にいる俺を見つけて
にこやかに手を振ってくれる二人
ああ、大野さん、今日もかっこいいな…
そんな時、背後からちょっと控えめに
きゃーって声が聞こえてきた
「櫻井さんだー♡」
「ヤバい、カッコいい♡」
「私なんて昨日、挨拶しちゃったもん!」
「えー、ずるいっ!」
…翔ちゃんは、レジ担当のギャル達から
すごく人気があるんだな…
まあ、あのルックスじゃ当然か…
でも、俺は隣の大野さんの方が…
そんな事を心の中で考えてたら
同じくレジ担当のちょっと清楚な
大人しめな女の子が急に
「私…大野さんのほうが…」
と呟いた
「「「えええ〜!!!」」」
「そうなんだー、意外〜♡」
「私たち応援するよ〜♡」
「あっそうだ、二宮くんたち
大野さんと仲良かったよね?
紹介してあげたら?」
「ええっ、そ、そんな、私…」
俺抜きで勝手に話が進んでいく
え…マジで言ってるの?