大宮さんのBLのお話しです。
ご注意をお願いします。















え…っと
こんがり男が後から来た男の体調が悪いと
早とちりしたって事…?

俺は二人の顔を交互に見比べる

…よく見ると
二人ともかなり整った顔をしてるな…


O「なんだ、良かったあ!」

こんがり男が
心底ホッとしたみたいで
ふにゃっと顔を綻ばせた


え…なんか意外…

そんな優しい顔で笑うんだ…


不意打ちの笑顔に
何故か俺の心臓がどきりと音を立てる


O「まあ、せっかくだから
飲み物買ってから戻ろっか。

アクエリ2つお願いします。」

S「え…智くん、
勤務中はまずいんじゃ…」


確かに、
勤務中のスタッフが買い物に来てるのなんて
一度も見たことないな


O「まぁ、バレなきゃ平気だよ。

ね?」


ふにゃり

今度は俺にあの笑顔を向ける


N「…あ、はい…」


俺はなぜか
鼓動が早くなって
頭がポ〜っとしてしまって


N「400円です…」


それだけ言うのが精一杯で

気がついたら
二人が仲良く去っていく背中を
ただぼんやりと見つめていた