大宮のBLのお話です。
読みにくかったらごめんなさい!
「…ん……さと…」
小屋の中から聞こえてくるのは、少し苦しそうな和の声でした。
智は和が心配になり、
「和?かず?どうしたのっ?」
勢いよく戸を開けた智の目に飛び込んできたのは、、、
着物の前をはだけさせ、自身を握 り こ ん だ和の姿でした。
「えっと、
とりあえず何から話していいんだか…」
智は混乱した頭を必死に落ち着かせようとしました。
「和は女性じゃ…
「騙したりしてすみません。
ワタシ、男なんです。
というか、そもそも人間でもなくて。」
智は和の言葉を聞いて、余計に混乱してしまいました。
「ワタシは大野沼に住む白い魚です。
一月くらい前に、智はそこの沼で
ワタシを釣り上げたんです。
その時に優しい智に一目惚れして、
何とかもう一度会いたくて…
沼の神様に相談してみたら、人間にして
くれたんですけど…よく見たら男で。
仕方なく女の格好をして智に近付き
ました。」
「物置き小屋で毎晩何してたの?はた織り
して、街まで売りに行ってたとか?」
「…
…
…智を想って、自分で慰めてました。」
「そ、そうなんだ…なんかごめん…
で、でも、お金は?
おいら、甕の中を見たんだ!」
「あれは沼の底に沈んでる、ただの埋蔵金
です。まだまだ腐るほどありますよ。
少しでも智に恩返しがしたくて…」
「…。」
もう智はもう何も言えずに固まってしまいました。