大宮のBLのお話です。
読みにくかったらごめんなさい!














それから数日が経ったある日の夕方、智の家の戸を叩く人がおりました。



トントン…

トントン…



こんな夕方に誰だろう?
ちょっと面倒くさいなぁ…と智が考えていると、



ドンドンドンドン!



強く戸が叩かれたので、智は急いで戸を開けに行きました。
戸を開けてみると、一人の女が立っています。



その女の肌は透き通るように白く、
山吹色の着物に良く映えます。
智を見ると人好きのする笑顔でニコリと笑いかけました。



智が見惚れていると、



「…客をいつまで外に立たせたままにする気ですか?」



と、笑顔のままチクリと刺されてしまい、
智は慌てて女を家の中に招き入れました。






智がお茶を差し出すと、女は徐に話しだしました。



「先日あなたをお見かけして、嫁にしてもらうことにしました。不束者ですが、宜しくお願い致します。」




口を開けたまま固まった智を、女はニコニコ見つめています。




「いやいやいやいや!だっておいら、はじめましてだし、あなたの名前も何も知らないし!急にそんなこと言われても無理だからっ!」




智はようやく動き出した頭で必死に抵抗しましたが、




「名は和と申します。」




和は動じることなくニコニコしています。



「と、とりあえず今日は帰って…


「外は日が落ちて暗くなってしまいました。あなた様はこんな幼気な女子を一人で帰すおつもりですか?」


「じゃあ、おいらが家まで送って…


「あいにく、家の場所を忘れてしまいました。」


「……」




どうやら和は帰る気がないようです。
智は和に口で勝てる気が全くしないので、今夜は諦めて泊めてあげることにしました。