介護のこと、家族とのやり取りなどを含めて日記がわりにつけ始めました。
どうぞよろしくお願いします。
続き
いつも穏やかに話す主人がとても重い声で話しはじめた。
「お兄さん、うちは他県に住んでいます。実家まで来るのに車でも早くて1時間半、電車だと3時間かかっているのわかってますか?」
兄は少し驚いた顔をしながら頷いた。
続けて主人は
「tochikaもお義姉さんと同じく仕事しています。
そして、私の母の通院などにも付き添ってくれています。子供達の事、家のことをしつつ月に何回も実家に来ていたら身体がもたないと思います。」
この前年、主人の母は間質性肺炎になり緊急搬送され、その病院では対応仕切れないとのことで専門病院に緊急転院した。この時、最初の病院、転院先の主治医からともに
「この状態では何があるかわからない、覚悟をしてください。」と言われた。
その後、ステロイドの大量投与でなんとか症状を抑え退院することが出来たものの
ステロイドと免疫抑制剤を飲み続けなければならなくなっていた。
兄は納得いかない顔をしていたが
「出来る範囲でいい。」
そして
「お互い無理せずやるしかないな。
お父さんが施設に入るとなるとお金もかかるだろう。その事もいずれ相談しないといけないしな」
と言った。
帰りの車の中、主人から
「さっきは何も言わなかったが、最後のお金の話はどういう事だろう。うちが出して欲しいということだろうか?」
と聞かれた、私はわからないと答えることしか出来なかった。
ただ、ただ、悲しくて、切なくて、
そして恥ずかしかった、、、