
俺がまだ大人になる前、自分のことを僕と言っていた時代にこのアニメがはじまった。カルピス劇場だったか?
ストーリーはかなりベタだが、オープニング曲、エンディング曲、声優、アニメーション共に完璧に思えた。
僕の当時の仲良しだった一雄君はシングルのドーナツ盤まで買うほど惚れ込んでいた。彼の家には高級なコンポがあり、最高のハイファイサウンドでハイジの曲が聴けた

この作品がジブリの宮崎さんたちの仕事だと知ったのは、かなり後のことだった。
ハイジの生活の中で、頻繁に出て来るチーズフォンデュ

俺の中では未知の食べ物だった。
元々時間が経つて堅くなったパンやチーズを美味しく食べるための料理なのだけど、僕には縁のない遠い存在だった。
続く